心のケア

このクラスの合い言葉は『工夫』だよね。
この大変な状況を,みんなで工夫して
楽しいクラスにしようって決めたんだから
いじめなんて,絶対に変だよね。
友達を,仲間をいじめるなんて
出来るわけないよね。

こう,子どもたちに語っていた咲希先生。

4年3組の子どもたちが
そんな咲希先生の言葉を,真剣に受け止めていることが
私にも,しっかり伝わってきた授業です。

今日は,全学年・全クラスで
「心のケア」の授業を行いました。

以前もお伝えしましたが
新型コロナウイルスの感染で怖いのは
感染症そのものだけでは,ありません。

いじめ,偏見,差別,誹謗中傷,悪口,嫌がらせ・・・・。
こうした単語を見るだけで
不快な気持ちにさせられるのですが
このような「人間の心・言葉・行動」がもたらす影響は
病気そのものとはまた違った恐ろしさがあります。

本人にとって「正義」であれば,それを振りかざし
誰かを,どこかを,糾弾してもいいんだ。
どんな言い方,どんな方法でも,かまわないんだ。

こんな間違ったことを,私たち大人が示している昨今。

そして,子どもたちが
それを真に受けて育ってしまったら・・・・。
私は,教科書の学習が遅れることより
このことの方が,よっぽど深刻な問題だと思っています。

新型コロナウイルスの感染が
私たちに与えたダメージは,計り知れません。

しかし,ダメージが大きい分
それを乗り越えようとする知恵や勇気
これまでとは違った生き方や考え方といった
必ずプラスになる事柄も,見えてきたのも事実です。

今年度の,本校のスローガンは
「一歩ふみだそう! 自分を信じて 仲間を信じて」です。

子どもたちの一歩の幅は,それぞれ違うけれど
それがいいんだよ。それでいいんだよ。

こう伝え合える子どもたちを育てたい。
あらためて決心した「心のケア」の授業でした。

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