情報教育学習指導計画

 

T 学習計画立案上の留意点

情報教育というとコンピュータの操作技術の習得と技能向上が,第一のねらいと思われるが,情報技術の進歩は著しく,10年後に習得した技術が役に立たないことは十分想像される。実際,ここ10年間のネットワーク技術の進歩とハードウエァの性能向,そして,オペレーティングシステムの改良に対して,対応するする力こそ今求められているのである。

そこで,学校教育では,コンピュータの操作技術の習得を第一にするのではなく,技術の変化に柔軟に対応できる基礎基本の力を高めるために,情報教育を行うのだという意識を前提にすべきである。

 

U 各学年の取り組み

実際の取り組みは,総合的な学習の中で6時間設定されているが,各教科でも積極的に活用できるように,参考例を列記した。

1 第1学年 第2学年

下学年においては,遊び的なものを通して,コンピュータに慣れ親しむことをねらいとする。技術的なことについては,ごく,マウスを使った基本的な操作の仕方だけで十分である。

具体的には,「一太郎スマイル」での「スマイルペイント」を使ったお絵描きやテンプレートを使ったカレンダー作りなどが考えられる。

 

2 第3学年

3学年では,社会科の調べ学習が始まる時期である。しかし,いきなりインターネットで調べようとするのは無理である。

インターネットを使った調べ学習の導入として自作教材「わたしたちの仙台市」を利用し,社会科の学習に役立てるとともに,インターネットの仕組みに触れることができるようになる。

インターネットの検索については,教育センターのグーグルを使ってできるが,あらかじめ教師側でリンク集を作っておく必要がある。

「一太郎スマイル」を利用して,仙台市のガイドブック作りや作文,紙芝居作りも可能である。文字入力については,ATOKスマイルの操作パレットを表示させて行うことができる。

 

3 第4学年

4学年になるとインターネットを利用しての調べ学習が多くなる時期である。しかし,インターネット上のWebコンテンツは,難しいものも多く,検索も容易ではない。自作教材「わたしたちの宮城県」は,宮城県内の多くを紹介してあるので,社会科の調べ学習として活用できる。

「一太郎スマイル」を使って,ローマ字の学習と平行してローマ字入力を覚えるのにはいい時期である。しかし,個人差があるため無理にローマ字入力をさせて,抵抗感をもたせない配慮が必要である。

キーボード練習を使って,ゲーム的に覚えさせるのも一方法であるが,ゲームにのめり込まないよう配慮すべきである。

「発表名人」を使って,学習したことをプレゼンテーションで発表することも考えられる。今までは,学習したことを模造紙に書いて発表することが多かったと思われるが,情報の発信という観点からもプレゼンテーションを積極的に取り入れてもよい。

「スタディノート」の活用も考えてみたい。このソフトは,グループウェアーと呼ばれるもので,電子掲示板を使って,お互いに作った作品を見合ったり,チャットのように即相手に感想を伝えたりすることもできる。また,このソフトで文章を書いたり,絵を描いたり,htmlに変換できるので,情報発信をインターネット上で行うことができる。

 

4 第5学年 6学年

(1)情報モラル

高学年では,第4学年まで学習したことを基に更に発展させる時期である。また,好奇心の強くなる時期なので,情報モラルを徹底的に身に付けさせなければならない。それは,ネット上で他人を中傷誹謗するなど加害者になる場合と,逆に自分や他人のプライバシーを漏らし,被害者になる場合が考えられる。

インターネットは,簡単に情報を手に入れられるが,有害な情報も多く,危険に満ちている世界である。そのような意味でも,高学年では,情報活用をよい方向に取捨選択させる能力を高めねばならい。

(2)情報発信

一般社会では,「ワード」「エクセル」が主流である。本校の全コンピュータにもインストールされている。

「ワード」を使った文書作りやhtmlへの変換などインターネット上への情報発信も視野に入れたい。「エクセル」は,表の作成やグラフ等の作成ができ,算数の学習やアンケートの集計などに活用できる。

また,デジカメで撮影した映像を画像処理して圧縮加工することも体験させたい。これは今後,益々発展するだろうと思われる画像や動画の配信などの知識を知ることにもつながる。

「パワーポイント」は,プレゼンテーションソフトであるが,発表に使うだけでなく,写真や動画も取り入れ,マルチメディア教材的な活用もできる。ボタンにハイパーリンクを設定することで,対話的な操作性をもたせることもできる。

 

V 各学年での習熟事項

学年

操    作

用語と情報モラル

ソフト

・コンピュータの起動・終了

・クリック・ドラッグ

Ctrl Alt Deleteキー

・スタートボタン

一太郎スマイル

・ショートカットからのソフトの起動

・ショートカット

・ポインター

一太郎スマイル

 

・アイコンからの操作

・プルダウンメニュー

一太郎スマイル

・文書の保存

・新規保存・上書き保存

一太郎スマイル

・画像を選ぶ

・全部選ぶ

一太郎スマイル

・切り取りと貼り付け

・切り取り ・貼り付け

一太郎スマイル

・共有フォルダーへの保存

・共有フォルダー

 

・プログラムメニューの理解

・すべてのプログラム

一太郎スマイル

・文字入力パレットの利用

ATOK・変換・確定

一太郎スマイル

・エクスプローラーでのインターネット閲覧

・戻る・最新の情報に更新

・お気に入り

インターネットエクスプロラー

・タスクバーなどの使い方

・最小化・最大化

 

・キーボードでのローマ字入力

・入力切り替え・変換キー

Enterキー ・Backspaceキー・Deleteキー

一太郎スマイル

・検索エンジンを使った検索

・検索 ・グーグル

インターネットエクスプロラー

・電子掲示板への入力

・電子掲示板

(誹謗中傷の禁止)

スタディノート

・プレゼンテーション

・プレゼンテーション

発表名人

・ワードの基本操作

・プルダウンメニュー

ワード

html文書への変換保存

 

・別名で保存

(保存形式の選択)

ワード

・ハイパーリンクの理解

・ハイパーリンク

ワード 

パワーポイント

・表計算の基礎

・セル

エクセル

・画像の処理知識

JPG ・GIFF

フォトショップ

・パワーポイントを使ったプレゼンテーション

 

パワーポイント

・パワーポイントを使ったマルチメディア作品づくり

・ハイパーリンク 

・アニメーション効果

パワーポイント

・ホームページづくり

・個人情報・著作権・肖像権保護

 

 

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