特 集
給食週間(23日〜27日)


給食週間とは
学校給食は,明治22年に貧困児童を救済する目的で始められましたが,昭和19年に戦争のため給食が中断されました。戦後昭和21年12月24日から,試験給食が行われました。文部科学省ではこれを記念して,毎年,冬休みと重ならない1月24日(給食記念日)を含む1週間を全国学校給食週間としています。週間中は,全国で学校給食の意義や役割について児童生徒や教職員に理解と関心を深めるためにさまざまな行事を行います。


第一日目 
   (23日)

ご飯・すいとん汁
ささかまの南部揚げ
磯香和え・牛乳
今日の給食は,宮城県の郷土料理です。すいとん汁ははっと汁ともいい,県北地方で昔からよく食べられてきた料理です。松島は日本でも有数の海苔の養殖地です。同じように宮城県ではいろいろな海岸線で海苔が養殖されています。ささかまも仙台湾を中心に栄え,県内随所で作られています。
そこで今日はその海苔とささかまを使った料理をつくりました。
第二日目 
   (24日)


ご飯・おくずかけ
サケの塩焼き
浅づけ・牛乳
今日は日本で初めて出されたという給食の復刻献立です(当時の献立は,おにぎり2個・魚の塩焼きつけ物でした)。子供たちは「おいしいおにぎりのにぎり方」を見ながら,一人一人自分でおにぎりをにぎり,楽しく給食を食べました。当時の給食について栄養士の話を放送で聞き,もともと学校給食は貧しくて食べるものがない子供たちを救うために始まったということを知り,驚いたようすの子どももいました。
第三日目 
   (25日)


コッペパン・牛乳
ミルクスープ
くじらの
  オーロラソース煮
コールスローサラダ
チョコレートクリーム
今日は昭和30年〜40年代の復刻給食です。くじらのオーロラソース煮は昭和50年ころまで給食に出され当時の人気メニューだったようです。鯨肉は低脂肪・高たんぱくで,鉄分を多く含みます。かみごたえもあり,歯やあごの発達のために効果的です。当時は一般的な精肉よりも安価であるという理由で給食によく使われていた鯨肉は学童期の子供の成長のためによい食品だったように思います。鯨のオーロラソース煮を初めて食べた子供たちから「あんなにおいしい給食が食べられるなんて昭和30年代の子どもたちはいいなぁ〜」という声が聞こえました・・。現代の給食だって負けませんよ!
第四日目 
   (26日)

ご飯・フカヒレスープ
ビビンバ・牛乳
今日は宮城県の特産品をいかした献立です。メインはなんといってもフカヒレスープです。気仙沼市のフカヒレ加工技術は日本のみならず世界でも有名です。世界中から注文が来るそうです。
きょうのフカヒレスープもそんな気仙沼産のフカヒレです。乾燥状態のフカヒレを水でもどし,しょうがやねぎ,キャベツといった野菜といっしょに煮てくさみをとります。食べられるようになるまでに5〜7時間かかります。一生懸命作ったフカヒレスープはほとんどのクラスが食缶を空にして給食室に持ってきました。
第五日目 
   (27日)


リクエストメニュー
チョコパン・牛乳
フライドチキン
ほうれんそうソテー
コーンポタージュ
        スープ
今日は子供たちからリクエストの多かった献立です。チョコレートパンはホットケーキと接戦でした。フライドチキンはダントツの人気でした。コーンポタージュには人参・玉ねぎ・じゃが芋・とうもろこしなど野菜もたくさん使われていますが,子供たちが選んだ献立だけでは野菜不足になるので,ほうれん草のソテーを添えました。