サケの飼育
平成14年3月2日,卵から稚魚になるまで,水槽で大事に育てていたサケの放流が行われました。飼育を続けてきた当時の5年生が,別れを惜しみながら広瀬川に放流したのでした。「4年後には帰ってくるんだぞー」の願いを託して・・・

・・・ところが,実はまだサケはいるのです。

そのとき一緒に育てていた同期のサケが,今でも理科室前の水槽で泳いでいるのです。その数3匹。メダカのように小さかったサケも今ではずいぶん大きくなりました。

そこで,水槽の背面に方眼紙をたてて,サケの体長を測定できるようにしました。それを水槽の全面からデジカメで撮影すれば,方眼紙の目盛りから簡単にサケの体長を測定できるという寸法です。

さっそくフラッシュをたいて撮影しました。すると,次の日,サケは弱って死にそうになっていました。3匹の中の1匹で撮影モデルになったいちばん大きなサケが水槽の底に沈んで,心持ち体を傾けて動かないのです。えらが気ぜわしくハァハァといった感じで動いています。昨日の今日で他に原因が思い浮かばなかったので,これは,(ベストなアングルを得るために,5,6回もフラッシュをたいて撮影したのがよくなかったのかもしれない。)と感じ,少し大きくなってもサケって思いのほかデリケートなのだ!反省したのでした。

口でこそ「死ぬなよ」といっても,心の中では(もうだめだろう)と思ってサケを見守り続けた1週間後,なんと見事に復活。元気に泳いでいたので安心しました。

なお,放流したサケならば,もうそろそろ海に着く頃なので,水槽に塩を入れて海水に近づけてみました。さて,どこまで大きくなるでしょうか。このサケの成長をこれからも定期的にお送りしていきます。

H14.4.18現在 体長8.5cm

p.s.
このサケは2階理科室前の水槽で元気に泳いでいますので,古城小にお立ちよりの際はぜひごらんになってください。

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