7月を迎え,いつもの年ならまとめの時期にはいるわけですが,今年は1学期の折返し点です。これまで,新しい試みの「朝の1/3タイム」「チャレンジタイム」を始め,教科で,道徳で,各種朝会や係・委員会等の日常活動,たくさんの学校行事,そして「総合的な学習の時間」と,子供たちは,積極的に前向きな態度で明るく活動してきました。子供たちの学びの態度が,たのもしく見えます。
学習内容の3割削減から,学力低下を心配する向きは大きく,何としても,子供たち一人一人の伸びを確実なものにしていかねばなりません。知識的内容の削減を,「自ら考え・判断し・行動し・問題を解決していく力」をつけることによりカバーできるだけでなく、創造的な学習を楽しむことになるしていこうと,私たち教師は折返し点で気を引き締めているところです。(新指導要領の改訂点については,次号から少しずつ取り上げていく予定です)
4年生:キャップハンディ体験 聴覚障害体験/目隠し体験/車いす体験。この体験を基に,福祉の視点から古城の町を学習していきます。若林ボランティアセンターの4人の方々に講師になっていただきました。 |
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6年生:アメリカについてイヤンさんに聞いてみよう。様々な国の方々の生活や生き方について学びます。 | |
2年生:エレン(英国)さんと“ロンドン橋おちた”を楽しむ |
大阪教育大学附属池田小学校の事件の衝撃はあまりに大きいものでした。しかし、厳重な入校チェックや常時門扉施錠など学校を閉鎖する方向での安全管理は,労多くして時間と共に限界がみえてくるものです。むしろ,『より積極的に学校を開いていくことこそ,子供たちの安全につながる 』と本校では考えて,以下の安全管理策を確認しました。保護者や地域の方々のたくさんの善良な温かい目で,子供たちを守っていきたいものと思います。今までに増しての御協力をお願いいたしたいと思います。 |
I 日常の安全確保
1普段から保護者・地域住民が行き交う学校づくりを推進する
- 昼夜を問わず校門を施錠はしない。(地域の生活道路としての役割を否定しない)
- 日中は門扉を開放し,夜は門扉を閉鎖する。
- PTA・社会学級等,保護者や地域住民の方々に会合の場を積極的に提供する。
- コミュニティ・ティーチャ等地域の方々の授業等への参加を積極的に推進する。
- 学校行事等への保護者・地域住民の方々の積極的参加を推進する。
2校舎内外の死角をできるだけ少なくする。
- 立木・植木の剪定・伐採する。
- 学校周辺の住民への目配りのお願いする。
- 北側廊下のガラスをできるところから素通しにしていく。
3保護者・地域住民の協力を得る。
- 不審者・不審な事を見かけた場合は,110番と学校への通報をお願いする。
- 校舎内外であいさつや声の掛け合いを積極的にする。
- 来訪者は,必ず職員室にいる者にあいさつをしてから目的の部屋に行く。
(会合では,既成名簿に○をつけ,出席者を確認提出する)4不審者等の情報の関係機関との連携
- 若林区幹部交番との連絡をとっている。
- 近隣校との間で情報提供を行っている。
5始業前や放課後における安全確保の体制
- 始業前の校長・教頭等による校内巡視
- 放課後担任等が把握していない児童の居残りはさせない。
- 放課後の日直・教頭・教務主任等の巡視。
6登下校時おける安全確保
- 通学路の安全確保には随時留意し,定められた通学路を通って登下校する。
- 放課後,地区PTAが当番制で学区を2経路に分けて巡視している。
- 児童には,不審者がいたら,「付いていかない・大声を上げる・110番の店(家)等に助けを求める」等を常に指導する。
7学校施設面における安全確保
- 校門・フェンス・外灯・校舎の窓・出入り口等の破損,鍵の状況の常時点検・補修。
- 自動警報装置等の点検は,業者が定期的に行っている。
II 緊急時の安全確保
1不審者情報がある場合の連絡等の体制
- 警察にパトロール要請する。
- 緊急時は,児童の集団登下校体制をとる。
2不審者の立ち入りなど緊急時の体制
- 発見した職員は,児童が付近にいる場合その場をできるだけ離れないようにする。
- 直ちに他の職員に知らせるために,火災報知器・防犯ベル・防犯ブザーを鳴らす。また携帯電話(なるべく短縮)で職員室にかける。
- 音を聞いた職員は,直ちにできる限り複数で現場に駆けつける。
- 現場にいる職員は,まず児童の安全を確保する。必要に応じて,消化器を使用する。。
- 状況を直ちに校長又は教頭に伝達し,教職員の非常体制を整える。
- 教頭又は教務主任は,直ちに110番通報する。
- 校長又は教頭は,直ちに教育委員会に通報する