【第12号】−平14.10.18−

二学期スタート−基本は読むことから−
校長 相澤兵三

 芸術の秋,スポーツの秋,読書の秋,そして食欲の秋とまさに万物躍動の好季節。そんな中で,子供たちの表情もすがすがしく2学期がスタートしました。気持ちを新たにした子供たちを前にすると,身の引き締まる思いがいたします。
 さて,2学期は,これまでの学習や諸活動をさらに充実発展させる時期となります。学習面では,各教科の理解を深め,基礎基本の定着を図るために取り組んできたチャレンジタイムをより充実させ,個々に応じた課題の見直しを図っていきます。
 また,あらゆる学習のもととなる,読む力の向上に全校で取り組んでいきます。(右かこみ参照)まず,家庭での音読タイムの設定(学年によっては,すでに実施しています),また学校では,常に本を机の中などに入れて置いて,課題などが終わったら進んで読書をするという習慣の育成を図っていきます。
 先日(1学期),図書室に行って子供たちの読書の様子を見ていました。ずいぶん真剣にどの子も本を読んでいました。書棚には様々な本が並んでいますが,その中から江戸川乱歩の「少年探偵団シリーズ」を2冊借りて読んでみました。図書の先生に聞いてみると,古い本や文学全集などはあまり読まれないとのことです。怪人二十面相と明智小五郎の知恵比べ,そして小林少年を団長とする少年探偵団の活躍は,子供の心をワクワクさせるものがあったのでした。久しぶりに読んでとてもおもしろかったのですが,確かに今の時代の感覚ではないなという感じはありました。
 図書の先生の話によると,今の子供たちは「ハリー・ポッター」よりおもしろい本はないという感覚なのだそうです。確かにハリーポッターはおもしろく,あの厚い本を読んでいるのを見ると感心します。
 読書は,心を豊かにし,いろんなことを教えてくれます。いろんな人(登場人物)とも会うことができます。
 お父さん,お母さん。ぜひ子供たちと一緒に本を読んで,その感想などを話し合ってみて下さい。秋の長い夜が一層楽しくなるのではないでしょうか。
 高学年の児童にぜひ読んで欲しい本を一冊紹介(推薦)します。それは,齋藤惇夫著『冒険者たち(ガンバと十五ひきの仲間たち)』です。血湧き,肉おどり興奮します。感動します。涙が流れます。ちなみに,これは「グリックの冒険」「ガンバとカワウソの冒険」三部作の真ん中の作品にあたります。
 間もなく,学芸会(「くすのき発表会」)がやってきます。子供たちの練習もこれから本格的になってきます。家で練習する子供もいると思います。せりふを言ったり,楽器を演奏したり,道具作りをしたり,一人ひとりがそれぞれの役割の中で,自分を表現していくことでしょう。暖かく励まして頂きたいと思います。
 2学期は,冬休みを挟んで3月までです。保護者の皆様には,いろいろとご理解やご協力を頂くことが多くあると思いますが,私ども教職員一同子供たちのすこやかな育成のために全力を挙げて努力して参りますので,どうかよろしくお願い申し上げます。

全校で取り組みます!!『ミニ読書』と『5分音読』

『ミニ読書』

学校では,いつも机の中に,自分の読みたい本を入れておき,小さなすき間の時間に,その本を読みます。「ちりも積もれば山となる」で,『ミニ読書』は,心の中に自分らしい大きな山をつくり上げることになると思うのです。

『5分音読』

家庭で,毎日5分間は音読をします。読む本は,国語の教科書に限定しなくてもかまいません。その音読の声を必ず,お家の方に聞いていただきたいと思います。どこの家からも子供たちの音読の声が聞こえます。そして,それを認めるお父さんお母さんの声も・・・・・・・・。

 具体的な取り組みは,各学年でそれぞれ違いが出てきますが,上記の原則で,1年生から6年生まで,『ミニ読書』と『5分音読』は,古城っ子の日常的な習慣として,すべての子が実行していくことになりますので,ご協力ください。

二学きのもくひょう −2年−

 二学きにがんばりたいことは三つあります。
 一つ目はけんかをしないことです。なぜかというと、ときどきだけどけんかをしてしまうことがあるからです。けんかになると,いつもぼくが手を出してしまいます。手を出しそうになったときでも、ぐっとがまんできるようになりたいです。
 もう一つのもくひょうは、なわとびの前とびをがんばることです。一年生の時から前とびがにがてであまりとべませんでした。二年生になって大なわがとべるようになりました。こんどは前とび十回をめざしてがんばりたいです。
 三つ目は、算数のかけ算を覚えることです。お姉ちゃんがれんしゅうしている時に、5のだんをおぼえたけれど、その時は、何のことか分からないでおぼえていました。二年生になってかけ算のべんきょうしてはじめて、何のことか分かるようになりました。かけざん九九は9のだんまであるので、ぜんぶのだんがすらすらいえるようにがんばりたいです。

福島先生ありがとうございました。有馬先生おかえりなさい。

なかよし1組の有馬文先生が,かわいい赤ちゃんのお誕生で,1年余り休んでおりました。その代わりとして,福島由美子先生が,御指導くださいましたが,お別れとなってしまいました。2学期からは,有馬先生が御指導くださいます。

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