【第15号】−平14.12.4−


 師走の声は,早く仕事を済ましてしまいたいような気持ちにしてくれます。しかし,学校では2学期制になり,3週間はしっかりと学習時間を確保し,最後まで子供たちの学習ペースを維持することができるようになりました。授業参観・懇談会・図工展などを通して,また,お家に持ち帰る作品やプリント類,ノート,更にお子さんの話す言葉などを通して,学びの姿をご覧いただきたいと思います。


仙台市立古城小学校
PTA日本優良PTAとして文部科学大臣表彰を受賞!!

 去る11月22日(金),標記の表彰を受けました。本校PTAの会員の皆様のたゆまぬ活動の成果が高く評価された結果です。今後とも,開かれたPTAとして益々の発展充実が期待されるところです。当日は,星会長と相澤校長が授賞式に臨みました。

交通指導隊感謝の会

 毎朝,北校門前の信号の所で交通指導をしてくださっている方々への感謝の会が,児童会主催で,開かれました。
 当日は,石川正美氏(仙台南地区交通安全協会若林支部長)はじめ,飯塚広志氏(交通指導隊若林分隊長)以下6名の指導隊員の皆様がご参加くださいました。子供たちは,歌や作文で感謝の気持をお伝えしました。

少人数指導始まっています

 本校では,2学期から,今までの算数でのTT指導の延長線上で,「少人数指導」を始めています。
 「少人数指導」は,児童一人一人の個に応じた指導をこれまで以上に充実し,基礎基本の定着を図ることを目的としています。「少人数指導」のよさは,一人一人の学習の進度や理解度を的確に把握し,一人一人の考えや学習や思考過程をより大切にしながら学習を進めることができると思われることです。
 今のところ,1学級を2グループに分けて,同じように指導していくことが多いのですが,グルーピングの在り方も探っているところです。
 例えば,<ゆっくり進むグループ>と<どんどん進んでたくさんの課題をこなすグループ>に子供の希望で分かれて学習してみたところ,<ゆっくり進むグループ>の子供が「ゆっくり繰り返して教えてもらえたのでよく分かったよ」と言って,単元のまとめテストで100点をとったり,また,<どんどん進んむグループ>の勉強の仕方が合っている子にとっては,「どんどん進んでいいよ。」と満足感が大きいなど,成果が見られています。
 どの子も,基礎基本に当たる学習をしっかり理解して,「分かった」「できた」の思いをもって学習していくことができるるよう,今後も「少人数指導」を,可能な限り活用していきたいと思っています。
 御家庭での話題にもしてみてください。

ちょっといい話

 幼稚園での話ですが,「健は何やらこの頃元気がないなあ」と母親は思っていました。すると「ママ,ぼくママのこと好きだから幼稚園に行かないでおうちにいていい?」と言ってきました。
 母親は,「幼稚園で何かいやなことあるの?誰にも言わないからママにだけ教えて」と言いました。「先生がいないとき,剛君がぼくのことパンチするの。」と,言うのです。母親は「今夜,パパが必ず助けてくれるから,今日は幼稚園に行こうね」と,登園させました。
 その夜,パパは,「おまえは,今まで誰にも言わずに我慢していたのか,強かったな。でも,剛君のパンチが嫌なら,嫌だという気持ちを剛君に分からせなければならないな。どうしたらいいと思う?」「ぼく,分からない」「そうか,健も剛君にパンチできるか」「できないよ」「パパなら,頭からつっこんで剛君を転ばしちゃうな」「できるかもしれない。やってみる」。そして次の日,健君は,剛君にパンチされそうになったときに頭突きで剛君を転ばせてしまいました。
 その時以来,剛君のパンチはなくなり,二人は仲良しの友達になりました。そして健君は,その日からパパのことを「おとうさん!」と呼ぶようになりました。
 困難に出会ったとき,ともすると解決を他に求めようとします。しかし,この若いお父さんとお母さんは,健君に自分で解決する勇気を伝えました。健君は,困難に立ち向かう気構えを幼稚園時代に体得したことになります。
 年令に合った解決の仕方を指導できる教師や親でありたいものです。

12月の生活目標

力を合わせて,学校をきれいにしましょう

 

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