【第16号】−平14.12.19−

明日への第一歩
校長相澤兵三

 新学習指導要領完全実施・2学期制の導入・学校週5日制と子供たちの環境が大きな変革の時を迎えた平成14年も残すところあとわずかとなりました。古城小学校の児童は,おかげさまで大きな事故もなく過ごすことができました。保護者の皆様や地域の方々の眼差しのおかげと感謝申し上げます。
 さて,『主体的に実践する子供の育成』という学校教育目標の実現に向けて,私たち教職員一同全力を尽くして,様々な教育活動を実践して参りました。運動会や学習発表会そして授業参観などにおいて,その成果の一端や子供たちの成長の跡などを見ていただくことができたことと思います。
 そこで,冬季休業を前にして,改めて子供たちの活動をまとめてみることも,意義あることではないかと考え,本校の特色ある教育活動の紹介と共に,学習活動の歩みをまとめてみました。皆様のお手元に『2002古城小の歩み』としてお届けをいたします。この休み中の話題にしていただければ幸いです。
 先日,6年生の総合の学習「働く人々の生き方から学ぼう」を見させてもらいました。障害のあるお子さん(Kさん)とともに生きてこられたスクールパートナーのOさんのお話でした。脳性麻痺で死に直面したことが何度かあったKさんが,中二になった今,書くことによって自己を表現でき,生きることへの希望が大きくふくらんできたことを,静かにしかも自信に満ちた言葉で,たんたんと6年生の子供たちに話してくれました。そのひと言ひと言が,私の心にしみこんできました。
 私は,朝会で子供たちに『自分の命を大切に』ということをたびたび話してきました。それは,「事故やけがそして病気などから『自分の命を守りましょう』それから,『友達の命も大切にしましょう』」との意味でした。そのことは,大事なことだといつでも思っています。しかし,Oさんのお話を聞いて,それだけでは何か足りないと思いました。数日考えました。その結果,命が今あるということは,『生きている』ということ,そして『いかに生きるか』を考えることが大切なのだと感じたのです。6年生の子供たちは,どう感じてくれたでしょうか。
 3年生の総合の学習は,グループごとにテーマやめあてがあり,子供たちの活動もとても活発でした。調査結果の発表会は,私たちを驚かし,感心させるほどでした。参観日には,お家の方々にも聞いていただきました。お母さん方から,いろんな質問が出るほど活発な活動でした。きっと,子供たちの生き生きした活動に目を見張ったことでしょう。1年生(英語活動「ハロウィーンパーテをしよう」など)も2年生(「おまつり」−1年生を招待・「ユーアン先生との思い出」もあったね)も4年生(「古城の町」をみつめて−環境・福祉の学習)も5年生(「みそ造り」新聞にも紹介された)も,そしてなかよし(いろんな野菜を育てて食べた)の子供たちもみんな大活躍でした。これらの活動の積み重ねが,明日への第一歩となり,やがて大きく花開くものと確信しております。
 この『2002古城小の歩み』を見ながら,子供のうちに秘めている可能性がいかに大きいかを感じずにはいられません。そして,その可能性を現実のものにするためには,一人ひとりが自分の胸に,しっかりとした『夢や希望』を持ち,それを大事に育てていかなければなりません。その夢を叶えるためには,子供自身の努力が求められることになります。そんな時,がんばれる子供,努力する子供に育てていきたいと思います。そして,そこには親や教師の適切な指導や支援が欠かせないのです。
 これからも,家庭と学校と地域がひとつになり,子供たちを暖かくつつみ,しっかりと大きく育てていきたいと思います。これまでのご支援・ご協力に深く感謝申し上げます。誠にありがとうございました。
 2003年が,皆様にとって幸せな年になりますよう,御祈念申し上げます。

芸術の秋終盤!校内図工展終わる

 子供たちの造形的な活動を発表する図工展が,今年も授業参観・懇談会の日にかけて開催されました。カラフルな会場に,一足踏み入れて「明るい!」の声が聞かれました。楽しんで,心を込めて作り上げた自分の作品に,ほとんどの子供たちは満足そうでした。

お知らせ

1年3組の亀崎恭子先生は,2月に元気な赤ちゃんが誕生します。それで,12月18日から,産休に入りました。

<1年3組新担任>
講師   :斉藤雅美(男・32歳)
得意なこと:ソフトボール好きな
教科   :算数
お住まい :泉区山の寺

災害救助物資(五目ご飯)提供分はすべて終わりました

 皆様の関心が大変高く,御連絡後1週間で,お申し込みがいっぱいになってしまいました。また,来年も,今回くらいの時期にお知らせいたしますので,お申し込みください。来年は更に,数を増やしてお使いいただけるようにしたいと思います。