【第17号】−平16.3.24−

この一年の成長を礎に
校長 相澤 兵三

 古城の杜の木々のつぼみはすっかりふくらみ,もう春が来たよと私たちに声かけています。
 去る明日3月19日(金)には第26回の卒業式が厳かな中にも晴れやかに行われ,96名の子供たちがこの学舎を巣立っていきました。
 この喜びは,保護者の皆様が一番感じていることと思います。
 この一年間の活動の様子を振り返ってみますと,子供たちの活力みなぎる活躍がいたるところで見られ,大きな成長を感じることができました。
 1年生から5年生もこの一年間とてもよく頑張りました。運動会や学習発表会そして集会や体験活動などでは,それぞれの学年の内容で練習したり学習したりした以上の力が発揮され,見ている人々に与えた感動も大きかったです。
 その力は,次の学年でも大いに発揮されるものと思います。進級おめでとうございます。
 さて,私は朝会などで『好奇心』をもって何事にも挑戦してみようと話してきました。どんなことでもいいと思います。好きなこと・興味や関心のあること・難しいこと・当たり前のこと,いろんな事にチャレンジしてみることは自分の可能性を大いに引き出してくれると思います。次の学年に進級するにあたって,ご家庭でも話し合ってみるのもいいと思います。
 本校の特色ある教育活動の一つである『英語活動』においては,年間を通してALTの先生と直接ふれあいながら,英語(外国の文化)に親しむことができました。
 ここでお世話になったALTの先生を紹介します。4月から6月まではベン先生,7月からはイアン先生とテッド先生がいろんな事を教えてくれました。イアン先生はマジックも見せてくれました。子供たちはとても楽しく学び,ALTの先生もいつも喜んで活動(指導)していました。この活動は次年度も続けていきたいと考えています。
 次年度は『学力向上フロンティア事業』の公開が予定されております。基礎学力の定着と充実はもとより『楽しくて分かる授業』の創造を目指して全教職員,さらに努力していきたいと思います。保護者の皆様方のいろんな場面での温かいご支援ご協力に深く感謝申し上げます。ありがとうございました
 また、PTA本部役員及び専門部委員、そして学年・学級の役員の皆様にも厚く御礼申し上げます。来年度もご支援・ご協力をお願い申し上げます。

校内研修

3月2日,学校法人聖ウルスラ学院理事長で中央教育審議委員の梶田叡一先生をお迎えして,これからの学力向上の在り方について,ご講話をいただきました。河北新報の「けやき並木」に26回の連載コラムをお書きになったことがあり,週一回来仙される忙しい合間を縫って,古城小学校に来ていただきました。基礎的・基本的な内容の確実な定着を図るとともに,確かな学力が身に付くような取り組みの充実を図っていく必要があることや,個に応じた指導のために,学習内容の習熟の程度に応じた課題学習,補充的な学習や発展的な学習などの学習活動を取り入れていく指導の研究を進めていくことなどについて,ご指導いただきました。学習指導の質的な改善に努力して参りたいと考えています。

体育館清掃

卒業式を控えた3月14日(日)古城学区体育振興会の皆さんと利用団体の子供たちが体育館を清掃してくださいました。11時から体育館の倉庫にあるマットやとび箱等を出してから清掃した後に,とび箱を入れその上に20まいのマットを整頓しました。また,体育館の床や壁をぞうきんで拭き,また回廊もきれいにしました。子供たちやご父兄の方々,そして体育振興会の方々のご協力ですっかりきれいになりました。ありがとうございました。

卒業式

3月19日に第26回卒業式が行われました。1年生から5年生は6年生に温かい拍手を贈り,在校生代表で5年生が式に参加しました。卒業生は6年間の思い出や中学校生活への希望を述べた後,卒業証書を校長先生から授与されました。校長先生からは「失敗を次に生かし,大いなる好奇心を人生に発揮して欲しい」との式辞を受け,星都PTA会長さんからは「胸を張って夢に向かって一歩を踏み出してください。」との祝辞をいただきました。保護者や来賓の方々に見守られる中,96名の卒業生は別れのことばを立派に話すことができ,深い感銘を与えました。4月からはいよいよ中学生です。希望あふれる新しいスタートを切って,自分の目標をめざして努力することを願っています。

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