【第5号】−平15.7.18−

充実した夏休みを
校長相澤兵三

 いよいよ子供たちの待ちに待った夏休みがやって参りました。
 この4ヶ月を振り返ってみますと,子供たちのダイナミックな活動がいたるところで展開されてきました。
 運動会や子供集会などの全校的な行事はもとより,各学年・学級で取り組んできた様々な活動の中に,たくさんの子供たちの変容・成果が見られました。
 子供たちは一人ひとり,それらの活動や学習の中で自分の思いの実現に向けて,その子に応じた努力を積み重ねてきました。子供によっては,それがなかなか目立たない場合もあります。しかし,その姿を,親や教師そして友だちがしっかりと受け止めてやることが大事だと思います。どんなことでも,誉めてもらうと大人でもうれしいもの,まして子供はもっとうれしいでしょう。何事にも失敗はつきものです。『技術は失敗の賜物。挑戦しなければ失敗もないが成功はもっとない。』(俺が、つくる)岡野雅行)
 夏休みはふだんできないことにチャレンジするよい機会だと思います。休みが始まるにあたっては,親子でしっかり話し合い,確かな計画を立てて,楽しく充実した夏休みを送って欲しいと思います。
 さて,過日の長崎男児殺害事件をはじめ,連日悲しい事件が起きております。学校でも日頃から『命』について考え,その大切さを指導してきております。私は朝会などで,子供たちへの第一の約束として『@命を大切に』『A友だちを大切に』と話してきました。自分の命と同じくらいに他人の命も大切なのだということです。いまこそ『命の大切さ』をしっかりと考えていかなければならないと思います。二度とこのような悲しい事件が起きないようにと願わずにはいられません。
 フロンティアスクールの指定を受けての,国語と算数を重点教科とした指導法の研究も,少しずつ軌道に乗ってきました。6月から7月にかけては『なかよし学級の国語』・『6年生の算数』・『1年生の国語』と授業研究を行い,他校の先生や教育センターの先生方にも指導助言をいただきました。夏休み中も大学の先生を招いての研修会の計画しております。子供たちの学力向上のためにさらに研究を深めていきたいと考えております。
 さて,これまでの4ヶ月間,保護者の皆様には,PTA活動をはじめいろいろとご協力ご支援をいただきましたことに,深く感謝申し上げます。また,先日お願いいたしました『教育活動アンケート』につきましても,多くの方々から貴重なご意見をいただきました。本当にありがとうございました。これからの学校の在り方,子供の指導等に生かしていきたいと考えております。
 保護者の皆様や地域の方々には,常に子供たちへの配慮をいただきました。前述しましたように,子供たちを取り巻いている環境は非常に厳しいものがあります。これまで以上に学校と家庭・地域が連携し,児童の安全確保や健全育成に取り組んでいきたいと思います。
 最後になりましたが,PTA(安全委員会)の皆さんの午後の地区巡視、そして交通指導隊の皆さんを中心に児童館・体振・町内会の方々のきめ細かいお声がけに深く感謝申し上げます。
 夏休み中,子供たちはいろんなところで活動することでしょう。皆様のあたたかくそして厳しいお声がけが,子供たちを守ることにつながると思います。どうかよろしくお願いいたします。
 8月26日には,全員が元気に登校し,一段とたくましくなった姿を見せてくれることを楽しみにしております。
  なお,先日もお知らせをいたしましたが,今年度の水泳記録会(7/22・若林小)は天候不順のため児童の健康管理を第一に考え,仙台市一斉に中止ということになりました。これまで練習してきた子供たちにとっては,残念でなりませんがやむを得ません。
 練習の成果の発表会については,校内で検討していきたいと考えております。具体的な内容等が決まりましたら,学年だより等でお知らせをしたいと思います。

楽しかった子供集会

7月3日(木)子供集会が行われ,学校中歓声が上がり,楽しい一日でした。4〜6年生の各組が工夫を凝らした店を準備し,子供たちは「通行手形」を持って店を訪問しました。賞状やプレゼントはありませんでしたが,思う存分遊びに興じていました。1年生も友だちと手をとりあってお店を訪ねていました。どの子も楽しさにあふれ,集団で遊ぶ楽しさを味わうことができたようでした。

救急蘇生法講習会が行われました

6月26日(木)に救急蘇生法の講習会が体育館で行われました。PTAの方々と教職員合わせて約40名が参加しました。若林消防署河原町出張所の救急隊4名の方々より講習をうけました。水泳中あるいは入浴中に意識がなくなり呼吸もあえぐような場合等,学校やご家庭などでも事故はあり得ます。生命の危機にひんしていると判断し,周囲の人に助けを求め,救急車を呼よんでもらいます。救急車が到着するまでの間,人工呼吸や心臓マッサージを行う必要があります。救急蘇生法の仕方をまとめましたので,参考にしてください。(尚、下記の記述は若林消防署河原町出張所にご指導をいただき掲載を許可していただいたものです)

    1. 倒れている人の肩をたたきながら,耳元で声を掛け意識を確認する。反応がなければ救急車を呼んでもらう。
    2. 気道確保を行い,相手の鼻と口に自分のほおを近づけ,呼吸や胸が動くか,確認する。
      気道確保の仕方:額に片方の手を当て,もう片方の手の指先で,あご先を引き上げるように頭部を後ろにそらせ,空気の通り道を作る。
    3. 呼吸が感じられなかった場合,人工呼吸を2回行う。(1回ごとに2秒)相手の鼻をつまみ,胸が軽くふくらむまでゆっくり2回息を吹き込む。
    4. 人工呼吸後,呼吸が出る,せきをする,体を動かすなどの反応がなければ,心停止と判断して心臓マッサージを始める。
    5. 手の中指と人さし指をろっ骨の下縁にあてながら中央に移動させる。骨に指が当たったら指の横にもう片方の手のひらの付け根を置き,さらに一方の手を重ね,垂直に15回圧迫する。
      人工呼吸を2回する→心臓マッサージ(15回)→人工呼吸2回→心臓マッサージ(15回)→人工呼吸2回→心臓マッサージ(15回)の繰り返し

花の贈呈式

いつもお世話になっている地域の方々に感謝の気持ちを込めて,6月から育ててきた花々を古城児童館にプレゼントしました。各クラスごとにプランターで育てた花々(マリーゴールド,サルビア,アゲラタム等)を子供たちが届け,地域の方々との交流がいっそう深まりました。古城がきれいな街になり,いろいろな方々との触れ合いを通して子供たちが成長できればと願っています。

夏休み中の工事について−消火管の交換をします−

ALTの先生が変わります。

4月から本校のALTとして指導していただいたベン・シャーロンジョンソン先生が転勤となりました。9月11日(木)からは,イアン・キャンベル先生がいらっしゃいます。隔週の水・木・金に英語活動を指導します。ベン先生同様,ご支援をいただきますようお願い申し上げます。

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