努力のつぼ

朝会で,以下の話をしました。

皆さんが,何かを始めようとか
今まで出来なかったことをやろうと思った時に
誰もが,神様から「努力のつぼ」をもらうのだそうです。

努力とは,別の言葉で言うと「頑張ること」です。

そのつぼには,いろいろな大きさがあります。
「毎日元気に挨拶をしよう」と頑張るときには
きっと,小さなつぼでしょう。
「何かの大会で優勝したい」と頑張るときには
とってもとっても,大きなつぼになると思います。

そして,このつぼは,人によっても大きさが違うのです。
「逆上がりができるように頑張っている」
友達は出来たのに,自分はまだ出来ない・・・・。
なぜなの?となりますよね。
こうなるのは,同じ事を頑張っていても
つぼの大きさが,みんなそれぞれ違うからです。

つぼの中に一生懸命「努力」を入れていくと
それが少しずつたまって,いつか「努力」があふれる時がきます。
努力があふれる瞬間が,出来るようになるときです。

「努力のつぼ」には,もう一つ特徴があります。
それは,つぼの大きさは自分では分からないので
どれだけ頑張ればいいか,知ることができないということです。

あと1日,努力すればできるようになる。
あと1回,努力すればできるようになる。
そんなふうに分かればいいのですが,それは無理です。
誰も分かりません。
 
ですから,あきらめないことです。あきらめたら終わりです。
努力をしているときは,本当に辛いものです。
努力をしても,努力をしても
結果が出ないと嫌になってしまうことでしょう。
 
でも,「努力のつぼ」というのは
決して消えたり,無くなったりしません。
あと1日で出来るようになるかもしれないのに
あきらめたら,もったいないですよね。
 
これまで苦労して頑張っている努力の分は
間違いなく,そのつぼにたまっています。
少しずつですが,水がたまっていくのように
確実にたまっているのです。
 
ですから,あきらめずに,休まずに
つぼの中に努力を入れていけば
いつか必ず,あふれる瞬間がきます。(ココマデ)

「せめて,つぼの大きさが分かればなあ・・・・」
というのが,すぐに諦めたくなる私の本音です。

私と同じような子って,きっと,いると思うのです。

だからせめて
「〜すべき」とか「〜しなければ」だけで
子どもと接するような,そんな大人にはなりたくない。

これもまた,私の本音です。

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