虹の色は?

「虹は,いくつの色で出来ていますか?」
今朝の朝会で,私は子どもたちに,こう問いかけました。

答えは,そうです。7色ですよね。
しかし,諸外国に目をやれば
例えばアメリカでは,6色と答え
ドイツは5色,アフリカは4色となるそうです。

虹は「2色で出来ている」という民族もあります。
これは,虹の色を「明るい色」と「暗い色」の
2つの色で分けているからです。

このように,国(民族)によって
色の概念の違い,色を表現する言葉の違いなどから
様々な見方や考え方があるのです。

子どもたちに向かっては,理解しやすいように
この部分は,イラストを使いながら,説明しました。

  国によって,虹の色の数が違うということは
  理由を聞いたら「なるほどなあ」となりますよね。
  このように「なるほどなあ」とか「そうなんだ」「分かるなあ」
  ということを,難しい言葉で「認める」と言います。

今年度,本校の目指す児童の一つに「認め合う子」があります。
認め合うとは,どういうことなのか?
私は子どもたちに,考えてほしかったのです。

  虹の話は「そうなんだ」と認められると思います。
  では,クラスの中ではどうでしょう。
  授業中,意見が違う人に向かって「はあ?なにそれ?」なんて
  笑ったり馬鹿にしたりしてませんか?

  自分と同じ,自分と似ている人を認めることって簡単ですよね。
  でも,本当の「認め合う」というのは
  考え方や好き嫌い,得意不得意,性格などが自分と違っていても
  「それもあるかもね」「なるほどね」などと
  言えること,思えることをいうのです。

  今年度のスローガンは
  「一歩ふみ出そう! 自分を信じて 仲間を信じて」です。
  一歩ふみ出すって,自分を信じるって,仲間を信じるって
  どういうことなんでしょうね。
  その答えのヒントになるのが
  「認め合う」だと思うのですが,どうでしょうか?
  ぜひ,先生と一緒に,クラスで考えてみてくださいね。

認め合うって,なかなか難しいですよね。
相手との違いを認めるとなると,なおさら・・・。

もしかしたら,大人の方が難しいのかもしれません。
認めることが「負けになる」「許せない」なんて思ってしまうから。

決して,そういうわけではないのですが・・・。  

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