大丈夫

下学年の朝会で,子どもたちに話したことです。

正しいと間違い。
出来ると出来ない。
みなさんは,どちらがいいですか?

おそらく全員,間違うより正しい方がいいだろうし
出来ないより,出来る方がいいですよね。

なぜでしょう?
それは,間違ったり出来なかったりしたら
恥ずかしいし悔しいからですよね。

その気持ちは,校長先生も同じです。
今でもそう思うし,子どもの頃も思っていました。

授業中,手を挙げて発表するなんて,できませんでした。
間違ったら恥ずかしいし
みんなに笑われるじゃないかと思うと
ドキドキして手が挙げられません。

マット運動が苦手で,みんなの前で演技するのが
とにかくイヤでした。

そんなある日,勇気を出して発表してみたのです。
そうしたら,答えは違っていたけれど
友達が「ああ,分かる分かる。ぼくも同じこと思った」
と言ってくれて,ほっとっしたの覚えています。

マット運動だって
よく見たら,確かに上手に出来る人もいるけれど
自分と同じように,出来ていない人もいたのです。

校長先生は,もう大人ですが
今でも,失敗することがたくさんあるし
出来ないことも,たくさんあります。

失敗していいんです。
出来ないことがあってもいいんです。
それを経験するために,皆さんは学校に来ているんですよ。
みんなで力を合わせて,いろいろな経験をするために
学校に来ているんです。

皆さんが困ったときには,必ず先生が助けてくれます。
友達だって助けてくれるでしょう。
だから大丈夫です。


このような話をしました。
「失敗は成功のもと」
このような言葉もあるのですが,頭では分かっていても
なかなか・・・・。

まきたしんじ氏の作品に『教室はまちがうところだ』
という詩があります。
私の大好きな詩の一つです。

担任時代,受け持った子どもたちに紹介していました。
元気が湧いてくる詩です!

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