力を合わせて

雪が舞った今朝
さっそく1年生の子どもたちが,校長室にいる私に向かって
「校長先生,雪降ってたよ!」
と教えてくれました。
あの,うらやましくなるほどのわくわく感!
いいですねえ。

今週30日に行われた6年生の学習発表会をもって
全学年の公開が終わりました。

お忙しい中,たくさんの保護者の皆様に足を運んでいただき
感謝申し上げます。

どの学年のどの子たちも
精一杯,今の自分を表現していたと思います。

始まる前の緊張感。
終わった瞬間のホッとした気持ち。
創り上げる段階では
不安や焦りなどが,あったかもしれません。

でも,これらの感情も体験も,全てがよかったのだと思います。

発表が済んだ後
「子どもたちは力を合わせて」
「力を合わせる経験を通して」
と,「力を合わせる」ことの意義を,多くの担任が伝えていたことに
私は嬉しくなりました。

「みんなで」とか「集団で」と言うと
このマイナス部分を強調する人がいますが,私は違う立場です。

みんなで一つのものを創り上げる達成感や喜びは
生きる上で必要な感情です。
さらに言えば,途中で味わう不安や焦りなどの感情も
必要だと思っています。

誰かといるいうことは
生きるということは
自分の思いどおりにはならないこともあるという経験を
大人になる前にしておくこと。
これは,とても大切なことではないでしょうか。

学校とは,単なる知識の習得を目指す場所ではありません。
休み時間や給食・掃除の時間
そして様々な行事の時間を通して
子どもたちは,多くのことを学んでいくのです。
もちろん,日々の授業を通しても。

冬休みを迎える前に,校庭は雪景色になるのでしょうか。

子どもたちの喜ぶ顔が目に浮かびます。
先生たちと戯れている歓声が,聞こえてきます。

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