「ありがとう」探し

冬休み前の朝会で,以下の話をしました。


1年前の今日,1年生の人は幼稚園や保育園に通っていました。
2年生の皆さんは1年生。6年生の皆さんは5年生。
他の学年の人たちも,一つ前の学年でしたよね。

そして1年が過ぎました。
全員一人残らず,成長しました。
頑張りましたね。

令和3年も,あと8日で終わりを迎えます。

12月31日の大晦日。
ぜひ,皆さんにしてほしいことがあります。

今年1年を思い出してほしいのです。
ただし,「ああ,腹が立った」「いやだ」「つらかった」ではなく
「ありがとう」を見つけてほしいのです。

「ええ,そんなのないよ」と言う人がいるかもしれませんね。

でも,案外そうではないかもしれませんよ。

私は,つい最近まで,足を怪我して松葉杖をついていました。
足がはれて痛くて痛くて大変でした。
これ,とっても嫌で苦しいことでした。

でも「ありがとう」も,ちゃんとあったのです。

松葉杖をついて歩いている姿を見て
「校長先生大丈夫ですか?お大事にしてください」って
たくさんの人たちが声をかけてくれました。
皆さんや,先生方,皆さんのおうちに人たちです。
足が痛くて大変だったけれど
その度に,嬉しくて嬉しくて,心がとても温かくなりました。

だから,私にとっては
怪我をしてしまったことも「ありがとう」の1つになります。

さあ,皆さん。
いったい,いくつの「ありがとう」が見つかるでしょうか?
ぜひ,12月31日の夜に
おうちの人と一緒に「ありがとう」を出し合ってほしいなと思います。
                        (ココマデ)

江戸の人々は,除夜の鐘を聞きながら

「今年食べた,七つの美味しいもの」
「今年体験した,五つの悦び(楽しかったこと・幸せだったこと等)」
「今年出会った,三人の素敵な人」

を,家族で出し合ったそうです。
これを,七味五悦三会(しちみ ごえつ さんえ)と言います。

とっても素敵な時間ですよね。
皆様もぜひ「ありがとう」を出し合ってみては,いかがでしょうか。


保護者の皆様,地域の皆様

コロナ禍での1年が,終わろうとしております。
皆様には,例年以上に,ご心配やご迷惑をおかけしてしまいました。

それにも関わらず
本校の教育活動に,多大なるご理解とご協力を賜りましたことに
あらためて,御礼申し上げます。

ありがとうございました。

今後とも,どうぞよろしくお願いいたします。

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