北風と太陽

2月の朝会で,イソップ物語の「北風と太陽」の話をしました。

どちらが優れているかを競っていた北風と太陽。
道行く旅人の上着を脱がせた方が勝ち
という勝負をすることになった。

北風は,冷たい風を吹き続けるが
上着が飛ばされぬよう,必死に押さえる旅人。

ところが,太陽がぽかぽかと暖かい日差しをおくると
旅人は上着を脱ぎ去り
見事,太陽の勝ちとなった。 こんな話です。

皆さん,太陽の暖かい日差しを
他のものに喩えると,何だと思いますか?

例えば,温かい気持ちや心だとしましょう。

でも,温かい気持ちや心は
そのままでは,相手の伝えることはできません。
ですから私たちは
言葉を使って,自分の気持ちを相手に伝えるのです。

この後,言葉は「言い方・伝え方」が大事だよね
という話をしました。

「はい」という返事も「ありがとう」という感謝の言葉も
言い方一つで,相手は不愉快な気持ちにもなります。

そしてもう一つ。
伝える際の「表情・仕草」も大事だよということも話しました。

「お先にどうぞ」という意思表示を
手の甲をこちらに向けて
まるで野良犬を追い払うようにされる場合と
手のひらを向けられた場合では
感情は,真逆になりますよね。

「言葉」「言い方・伝え方」「表情・仕草」
これらを大切にして
温かい気持ちや心があふれる,そんな毎日にしたいものです。

特に,相手に正しさを主張する際には,気を付けたいものですよね。

子どもたちには
残り少なくなった,今の学級での生活が
北風ではなく
互いに太陽のような心を持って過ごそうね。
と,メッセージをおくりました。

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