調理実習

「先生,ピーラー貸してください!」
家庭科室を出た私に,こんな声が聞こえてきました。

声の主は,包丁でじゃがいもの皮をむいていた
6年生の男の子です。
結構,上手にむいていたけどなあ。

感染症対策として,クラスを二グループに分けての調理実習。
写真は,2月1日の様子です。

なんとなく閑散とした雰囲気が感じられましたが
でも,友達と一緒に料理を作るって楽しいですよね。

昨年度の野外活動でも,野外炊飯が出来なかった6年生です。

決して,カレー作りの代わりにはなりませんが
自分たちで作った料理を食する経験。
これをさせることが出来て,ほっとしています。

家庭科の実習って,やはり貴重なのだと
あらためて思っています。

調理も裁縫も,実際に自分でしてみなければ
大変さを実感することはできないし
やり遂げた喜びを感じることもできませんよね。

教師3年目,初めて5年生を担任したときのこと。
家庭科の実習を明日に控え
ドキドキしていたことを思い出します。

デジタル教材など無い時代。
子どもたちに見せる大きな針と,太い毛糸を手にし
玉結びや返し縫いの手本を示さなければなりません。

なかなか上手くいかず,冷や汗をかいたことも。

でも,ミシンの実習でも調理実習でも
私よりも上手に出来る子がいて
その子たちに,何度も助けてもらったものです。

包丁を上手に扱う6年生の子どもたちを見ていたら
そんな遠い記憶が甦ってきました。

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