3月11日

暖かい1日でしたね。
私たちにとって,3月11日は特別な日です。

本校でも,児童会が中心なって震災復興プロジェクトを行いました。
子どもたちに向けて,私が話したことは以下のとおりです。


11年前に起きた東日本大震災を記憶している小学生はいません。
ですから,皆さんは,あの日にどんなことが起きたのかを
自分のこととして振り返ることはできませんよね。

でも,映像を見たり,文章を読んだりすることで知ることはできます。

これは,とても大切なことです。
知ることで,必ず皆さんの心は,何かを感じます。
その瞬間,いろいろなことが頭に浮かんでくるはずです。

地震が起きたとき,どんな気持ちだったのかな?
電気もガスも水道も使えない生活が続くって・・・。
大変なことをどうやって乗り越えてきたのかな?

きっと,このようなことを想像するはずです。

これは,私たち人間にしかできないとても素晴らしい力なのです。

あのとき,たくさんの人たちが涙を流しました。
悲しくて辛くて苦しくて,涙を流しました。
でも,それだけではありません。
うれしくて,感謝して,ほっとして流した涙もありました。

皆さんの家族は,東日本大震災を体験しています。
どうか今日は,11年前にどんなことがあったのか
そして,どんな気持ちになったのかを,家族に聞いてみてください。

そして,皆さんは心の中で想像してみてください。

毎年訪れる3月11日は,そういう大切な日です。

仙台市や宮城県を,東北を,そして日本を元気にするためには
皆さんの力が必要なのです。(ココマデ)


震災を知らない世代が,これから増えていくからこそ
私たち体験者は,あの時のことを語り伝えていく責任があります。

私たちの思いは,必ず子どもたちへ伝わるはず。
私はそう信じています。

<< ありがとう6年生 Site Top 卒業式予行 >>

Comments

Trackbacks

Trackback Url: