私が担任をしていた頃には無かったけれど・・・。
というものが,今の現場では時々見られます。
その一つが,この「ティーボール」。
野球型の運動なのですが,バットもボールも柔らかめ。
グローブは使いません。
ティーの上に置いたボールを,バットで打ちます。
ルールはいろいろ工夫できるのですが,3年生では次のようにしていました。
【攻撃】
・打ったら,ホームベースとコーンを往復する。
【守備】
・フライを落とさずとる。
・ゴロを捕球した子の後ろに,全員が一列に並ぶ。
守備側の子たちが並び終わる前に
バッターがホームインしたら得点になります。
柔らかいボールですので,恐怖心が薄らぎます。
ピッチャーが投げるボールを打つのではないので
経験が無い子でも,比較的簡単に打つことができます。
何よりも面白いと思ったのは,守備の動き。
通常は,ただ立っているだけでオシマイ・・・となる子も出ますよね。
でも,3年生のやり方は,「チーム全員が並ぶ」という動きが入ります。
自分にボールが飛んでこないからといって,ぼんやりはしていられません。
お互い声を掛け合って,並ぼうとする動きが出ます。
「協力」ということが,自然に出来るわけです。
2組の子どもたちも
「早く!早く!」
と声を掛け合って守備をしたり
守っている子たちを越えるような大きなフライが上がると
「わ〜い!」「行け,行け〜!」
と歓声を上げたりと
夢中になってティーボールを楽しんでいました。
真っ青な秋晴れに,吸い込まれるように飛んでいくボール。
それを追う子どもたち。
飛び上がって喜ぶ子どもの声。
こんな瞬間に出会うと,あらためて
先生になってよかったなあと思えるのです。
八幡小の子どもたちに出会えて幸せだなあ・・・と思うのです。
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