一人と独り

学校は,一人では経験できないことを学ぶ場です。
先週の学芸会のように。

有名な,こんな歌もありますよね。
♫1年生になったら,1年生になったら
 友達100人できるかな♫

学校行事だけではなく,普段の授業や休み時間も
クラスや学年,時には他学年の人たちと
勉強したり遊んだり・・・。

こんな楽しい学校生活が,この歌から想像できます。

ですから子どもたちには,100人は大げさとしても
たくさんの友達をつくってほしいなあと思います。

しかし同時に
一人になる経験や,一人でいられる勇気も持ってほしい
とも思うのです。

ただし,「独り」ではありません。

いつも,○○さんと一緒じゃないと・・・。
一人でいるのは不安,恥ずかしい,変なこと・・・。

もし,こう思ってしまう子がいたら
「それは違うよ」
と言ってあげたいのです。

例えば休み時間。
いつもいつも,誰かと遊ばなくたっていいですよね。
一人で絵を描いたり,図書室で本を読んだりするのも,全然悪くない。
校庭を,なんとなくぶらぶらするのだっていいと思います。

でも,繰り返しますが「独り」はダメ。
「独りぼっち」になっちゃいけないし
「独りぼっち」にさせてもいけない。

子どもたちが互いに,相手の存在を認め,尊重した上で
集団としてもまとまる。
こんなクラス,こんな学校をつくっていきたいと思っています。

学芸会という大きな行事が終わりました。
何かを学び,何かを思い,何かを感じた子どもたち。
校舎内は,先週までとは違った空気が流れています。

冬休みまでの学校生活は,残り約1か月となりました。

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