だいじょうぶ?

「だいじょうぶ?」
と声をかけられた女の子は,かすかにうなずきました。

休み時間の出来事です。
どうも,遊んでいて転んでしまったようなのです。

擦りむいてしまった傷の具合は,変わらないけれど
「だいじょうぶ?」のひと言で
きっと彼女の感じる傷の痛みは
ずいぶん和らいだのではないでしょうか。

河野 進さんの詩です。

  一 言
        
 暖かい一言は
 語った心はどうであれ
 聞いた心は生涯育つ

 冷たい一言は
 語った心はどうであれ
 聞いた心は生涯忘れない 


話し言葉は,文字としては残りません。
でも,聞いた心には残るものです。

「だいじょうぶ?」
というひと言は,もしかしたら今の私に必要だから
耳にする場面に出会ったのかもしれません。

一人の人間として 大人として
教師として そして校長として・・・。

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優しさをのせて

昨年の12月4日の朝会で,次のような呼びかけをしました。
以下,再掲します。


遠い外国に住む子どもたちの中には
「学校へ行きたい!」「学校で勉強したり,友達と遊びたい!」
と願っても,それが叶えられない子がたくさんいます。

例えば,カンボジアという国の子どもたちです。
お父さんやお母さんの仕事を手伝わなければならない子。
弟や妹の面倒を見なければならない子。

そして,たとえ学校に行けたとしても
ノートや鉛筆がなかったり,電気が通っていない暗い教室だったり
靴を持っていなくて,裸足のまま運動したり・・・。

そんな子どもたちのために,私たちはノートや鉛筆を
贈る活動をしています。(以下略)


昨日,こう呼びかけをしてくれた今野さんはじめ4人の
国際教育協力学生ボランティアズ(ICVs)のメンバーが
集まったノートを,受け取りに来ました。

呼びかけをした次の日には
なんと,一気に69冊のノートが集まったのです。

その数は,日を追う毎に増していき
最終的には

401冊ものノートやメモ帳が!!

メンバーも私も,401冊という数字と
そこに込められた子どもたちの優しさに
とてもとても,感動しました。

集まったノートは
3月7日に日本を旅立って,ラオスに届けられます。
八幡小の子どもたちの思いも一緒に届けてくれると
彼女たちは,約束してくれました。


「予想以上の冊数にびっくりしたし
 みんなの優しさに,とっても嬉しくなりました。
 ノートを手にした瞬間の,ラオスの子どもたちの顔が
 目に浮かびます。ほんとうにありがとう!
 現地での様子は,日本に戻ってきたら
 皆さんにお伝えしますね。待っててください」

という,メッセージをいただきました。

せっかく生まれたこの絆が
なんらかの形で続いてくれたら嬉しいな・・・
こんなことを思っています。

協力してくれた皆さん。
ありがとうございました。

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雪の朝に

2時間目の休み時間には,ほとんど溶けてしまった雪ですが
今朝は,ご覧のとおりです!

校庭には,嬉しそうに遊ぶ子どもたちの姿が。
私を見つけ
「あっ,校長せんせ〜い!」
と言う声は,いつもにも増して弾んでいました。

子どもたちにとっては,何度でも嬉しくなる雪景色。

でも,もし1年中雪が積もっている世界にいたら
これほどの感動は味わえないのでしょうね。

冬限定だから,待ち遠しいのだし
冬の間でも,たまに積もるから,なおのこと嬉しくなる。

「毎日」じゃないから・・・
「いつも」じゃないから・・・
楽しみや喜びが,より強く味わえるのかも。

となると,時々起きるトラブルは
きっと「幸せ」を感じるため
実は目の前にいつもある「幸せ」を思い出させるため

そのために,存在しているのかもしれませんね。


昇降口前で,雪かきをしてくれていた6年生の二人。
私が到着するずっと前から,頑張ってくれていました。

嬉しいですねえ。とっても嬉しいです。
もう一度,ここで言わせてもらいますね。

「ありがとう!」

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豆つまみ大会

「箸を持ってください」
「よーい,スタート」

2分間の戦いです。
豆が器に移される音が,妙に大きく聞こえます。
なんとも言えない緊張感・・・。

昨日の2時間目の休み時間と昼休みの2回に分けて
給食委員会主催の「豆つまみ大会決勝戦」が
家庭科室で開催されました。

各クラスでの予選を勝ち抜いてきた,代表の子どもたち。
どの子も真剣そのものです。

豆は大豆を使い,箸は塗り箸でした。
さすがクラスの代表です。
どの学年の子どもたちも,上手に豆をつかんでいました。

各学年優勝者の結果です。
1年生 25個  2年生 41個  3年生41個
4年生 45個  5年生 69個  6年生67個
白はと 25個

実は私も,飛び入り参加したのです。
生まれてから50数年。
箸を使い続けた年数は,誰にも負けません!

「豆つまみとは,こうするもんだ!」
と,得意満面の自分を想像しつつ挑んだ戦い。

結果はなんと,2分間で19個!
つまもうとすると
大豆がぽろりと逃げていく現実に,焦れば焦るほど・・・。

もう,子どもたちの上手さに,脱帽です。

「校長先生,コツさえつかめば大丈夫ですよ」
と,なぐさめてくれた給食委員の子どもたち。
優しいなあ。

楽しく箸の使い方を経験できるこの「豆つまみ大会」。

きっと,家でも練習した子もいることでしょう。
来年の開催が,今からとても楽しみになりました。

給食委員の皆さん,先生方,ありがとうございました。

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給食

給食の後片付けの様子です。

準備をする時には,各階に配膳室があるので
子どもたちは,そこへ食管やパン箱などを取りに行きます。

でも,後片付けは,全てが1階の配膳室になるので
全学年・全クラスが一斉に集まってくるのです。

そこで,子どもたちの動線は一方通行にしたり
必ず担任がついたりして,安全に配慮しています。

給食室の方と一緒に後片付けを手伝っているのは
給食委員の子どもたち。

さすがに慣れたもので,手際の良い仕事ぶりには,感心しました。

私が小学生の頃は
1年生の時には,あの有名な?脱脂粉乳。
4・5年生の頃までは,ビンの牛乳でした。
なので,どちらも重くて重くて
運ぶのがとっても大変だった記憶があります。

当時教室は,だるまストーブ。
冬になると先生が
牛乳ビンごとお湯に入れて,暖めてくれました。
今では懐かしい思い出です。

来週は,給食週間。

給食委員が中心となって
「クイズ」や「豆つかみ大会」が行われます。

また,テレビ放送で,給食の歴史の紹介や
作文の朗読などもする予定です。

子どもたちには,あらためて
給食の有り難さや,給食に携わっている方たちへの
感謝の気持ちを持ってほしいと思っています。

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ビリーフ

綾子さんと架純さん(二人とも仮名)。
2人は同じくらいの成績で,そろってA高校を志望していた。

夏休み前の担任との面談後
綾子さんは,A高校受験を諦め,難易度の低いB高校に
不本意ながら入学した。
一方,架純さんは,一念発起して勉強に打ち込み,A高校に見事合格した。

入学後,綾子さんと架純さんに尋ねた。
「綾子さんは諦めたね。架純さんは一念発起したね。
 何がきっかけだったの?」と。

すると,諦めた綾子さんの答えは
「先生に『志望校合格は難しい』と言われたから」
と答えた。

架純さんの答えは・・・・。 (「日本教育新聞」H26.10.20 より)

さて,架純さんの答えは何だったと思いますか?

それは,綾子さんと全く同じ
「先生に『志望校合格は難しい』と言われたから」
です。

全く同じ言葉を言われたのに,取った行動は真逆でした。
なぜ,こんなことが起きるのでしょうか?

再度,記事から引用します。

違いを生み出したのは,2人がそれぞれ心の中に持っている
強い「信じ込み」である。教育コーチングやカウンセリングでは
これを「ビリーフ(Belief)」と呼ぶ。

綾子さんは「私は,頭の悪い人間だ」と信じ込んでいた。
一方架純さんは「私は,やれば出来る人間だ」と信じ込んでいた。

このように,感情や行動を創りだしているのは出来事ではなく
ビリーフであるのに,人はそのことに気付いていない。(ココマデ)

人生を左右する根源的なビリーフを「中核ビリーフ」と呼びます。
その多くは,幼児期に形成されるのですが
いつでも,書き換えることが可能だそうです。

同じ事を経験しても,同じ物を見聞きしても
受け取り方が違うのは,その人が何を信じているかの違いです。

これは,大人であっても子どもであっても,みな同じ。
ですから私たち教師は,目の前の子どもたちと接するときに
一人一人の違いを当たり前だと思うことは,とても大切ことです。

同時に,もしある子が「マイナスの信じ込み」を持っているとしたら
「決してそんなことはないよ!」
と,勇気づけてあげたいとも思うのです。

そのためには,保護者の皆様の力も欠かせません。

周りにいる大人が,みんなで勇気づけてあげることが
子どもたちの大きな力となるのではないでしょうか。

裸参り「夢」

例年になく穏やかな1日となった成人の日の昨日。
「どんと祭 裸参り」が,無事終了しました!

夕方になると,校庭には次々と参拝者の車が入ってきて
空気が徐々に「祭り」へと変わっていくのを感じました。

その頃職員室では,先生方が,お参りの準備中。
提灯やのぼり,お供えの野菜などが,手際よく用意されていきます。

17時を過ぎたあたりからは,裸参りへ参加する人たちが
続々と駆けつけてきました。
今年も,県教育委員会から34名の皆さんが。
宮城教育大学教職大学院の皆さんは,11名の参加。
他校の先生方は13名の参加でした。

そして,一中からは吉岡校長先生をはじめ22名の先生方が。
我が八幡小からは,絆の会の佐藤 文彦 会長さんをはじめ
子ども4名,保護者4名,先生方17名の計26名が参加しました。

いくら穏やかな気候だったとは言え
やはり寒かったことには変わりありません。
風がちょっと吹くだけで,体感温度はぐっと下がります。

特に,男の人たちは大変だったと思います。
上半身裸ですからね。
女性も,薄い布地一枚ですから,寒さはこたえたはず。

私も寒かったのですが,紋付袴での参拝でしたから・・・。
皆さんの比じゃありません。
「寒い」なんて,口が裂けても言えません。

そして,行き帰りの道々や,参道では
たくさんの子どもたちや保護者の皆様から,温かい言葉をいただき
その都度,寒さが吹っ飛びました。
本当にありがとうございます!

今年,奉納させていただいた祈願板の文字は
「夢」としました。
夢を持つって,とっても大切なことだと思っています。
でもこれを,子どもの特権にしちゃダメだとも思うのです。

皆さんには,夢はありますか?
それは,どんな夢ですか?

私たち大人が,目をキラキラさせて夢を語り合っていたら
子どもたちは,黙って真似をすると思うのです。

夢を持ち,夢を語り合える学校,そして地域。
この八幡にそれが実現したら
今よりもっともっと,すてきな街になりますよね!

祈願板の文字は,小野寺教頭先生によるものです。
本殿に奉納したらなお一層
教頭先生の書の素晴らしさが引き立ちました。

校長室にも飾りましたので,皆さんぜひ見に来てくださいね。

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伝統と文化

4種類の味噌と3種類の出汁の違いを味わった5年生。
仙台市や八幡地区の文化財に触れた3年生。

5年生は,栄養教諭の井幡先生と
3年生は,文化財課のお二人の先生との学習でした。

赤味噌(仙台味噌),白味噌,豆味噌(八丁味噌)
そして麦味噌を,ちょっとずつなめてみた子どもたちは
「あっ,これ美味しい」
「ん〜,ちょっとなあ・・・」
「これ,いつもの味だあ」
と,口々に感想を言いながら,プリントにメモをしていました。

また,かつお出汁,昆布出汁,煮干し出汁の3種類の出し汁と
出汁なしの計4種類(どれも同じ味噌を使った物)を
ヒント無しでの飲み比べにも挑戦。

結果,ほぼ全員が「全問正解!」となったのにはびっくりです。
私もこっそり飲んでみたのですが・・・(惨敗でした)。

地方によって使われている味噌が違うことや
出汁の役割をしっかり学んでいました。

また,3年生はクラス毎に,文化財についての
クイズなども楽しみながらの学習です。

文化財の「財」は,決して形ある物だけじゃないこと。
数百年前の「財」が,今も目にしたり体験したりできるのは
それを創り,守って
そして,今に伝えた人たちがいたからだということ。

私たちには,バトンをつなぐように
未来の人たちに,伝統を引き継いでいく役目があること。
これらのことを学びました。

味噌も出汁も,日本の素晴らしい食文化です。
仙台市や八幡地区にある文化財は,もちろん貴重なものばかりです。

これらのことに触れられる子どもたちは,なんて幸せなんでしょう。
何気なく目にしたり,口にしたりしているものの価値を
あらためて自覚することは,とても意義のあることだと思います。

14日(月)は,八幡宮のどんと祭ですね。
裸参り。私にとっては初めての体験となります。
私もしっかりと,伝統の重みをかみしめながら,参加したいと思っています。

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あなたのリーダーは?

新しい年を迎えました。
開けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

今朝の冬休み明け朝会で,以下の話をしました。


さて,「リーダー」という言葉を聞いたことがあると思います。
6年生は学校のリーダーだ。
クラスのリーダーはあの人だ。
○○さんは,このチームを引っ張るリーダーだ。
例えば,こんな風に使います。

また,「リーダー」という言葉から,どんな人をイメージしますか。
友達から人気がある人。勉強やスポーツができる人。立派な人。
おそらくこんな人のことを思い浮かべると思います。

ではここで,皆さんに質問です。
「あなたのリーダーは,誰ですか?」

朝,横断歩道に立っている方たちに「おはようございます」と
挨拶をするかしないかを決めているのは,誰ですか?

今,校長先生が話をしています。
それを,ちゃんと聞こうと決めているのは誰ですか?
反対に,面倒くさいから聞かないと決めているのは誰ですか?

もう,分かりましたよね。
あなたのリーダーは,あなたです。

皆さんがどうするのか,自分の行動を決めているのは
自分自身だということです。

誰のせいでもなく,何かのせいでもなく
どんなことも,最後に決めているのは自分です。(以下略)


何か自分に都合が悪いことが起きると
「○○さえ無かったら・・・」「○○のせいだ・・・」
と,出来事や誰かのせいにしてしまう自分がいます。

でも,よーく考えてみると違うんですよね。

自分を追い込めとか,一切の責任を自分で負えとかではなく
視点を変えると,見える景色がまるで違ってくる。
こういう見方・考え方も大事かなあと思っています。

写真は,1時間目の6年生の様子です。
小学校生活ラスト48日。
「有終の美を飾ってほしい」子どもたちには,こう伝えました。

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