飯沼貞雄の墓(いいぬまさだおのはか)

刀で首をついて自殺を図った飯沼少年であったが,刃が急所をはずれていたために生き返った。昭和になってから,当時のことを語った飯沼氏によって,白虎隊士の最後の様子が明らかになった。白虎隊士の墓から自決の地に向かう道の途中に,飯沼氏の遺髪(いはつ)をおさめた墓がある。飯沼氏は,少年時代の貞吉という名を後に貞雄とあらため,昭和6年,78才でなくなった。
飯沼貞雄は,仙台郵便電信局工務課長を務めた。
お墓は,仙台市北山輪王寺にある。