4 研究のまとめ
(1) 11月の授業研究
生活科「みんなみんなだいすきだよ」
仙台市立貝森小学校 1年担任 田代 牧教諭
○ 学習材の開発・活動計画
・ごっこ遊びにならない人とのつながり、特に母親との連携をはかった計画がなされていた。
○ 評価に結び付けた支援
・支援に結び付けることができるような評価規準表を作成した。
・「支援の構想図」という提案があまり具体化されていなかった。
・研究の視点を絞り込み、より踏み込んだ提案ができればよい。
生活科「あきのフェスティバルをたのしもう」
〜みんなでつくろうフェスティバル〜
仙台市立実沢小学校 1年担任 猪股由美子教諭
2年担任 中村 敦子教諭
○ 学習材の開発・活動計画
・幼稚園との交流を通して、触れ合う楽しさや相手のよさに気付くことができた。
○ 学習環境の整備
・体育館でフェスティバルをダイナミックに展開し、一人一人の思いが実現できるようなコーナーを設置したことで、子供たちがのびのびと活動することができた。
○ 評価に結び付けた支援
・評価規準を明確にし、学習カードを利用して、子供の思いや願いを理解したことで、的確な支援をすることができた。
・少人数のお祭り活動で雰囲気を盛り上げるための支援と工夫はどうあればよいか。
・幼小交流から幼小連携になるための活動内容はどうあればよいか。
・幼、1.2年生の合同活動でねらいを達成させるための教師の指導、支援はどうあればよいか。
生活科「6GO!たんけんたい」
仙台市立六郷小学校 2年担任 南 理佳教諭
○ 学習材の開発・活動計画
・地域のよさ、豊かさを担任がまず理解し、子供たちに繰り返し探検活動させるような指導計画の工夫がなされていた。そのことにより子供たちの地域への理解が図られていた。
・「六郷のひみつを調べよう」という課題は子供たちの興味を引きつけ、調べる活動や友達の秘密の場所や人を教えてもらうことへの意欲を高めた。
○ 評価に結び付けた支援
・評価計画を明確にすることにより、指導と評価をより一体化させた授業を行うことができた。また、評価項目を焦点化し、評価のスパンも1単位時間、小単元、大単元全体と多様に実施することができた。
・異学年(1年生−クラスと一緒に70名程度)で実施だったが、評価との関係で支援の視点を学年ごとに明確にしていたり、感想カードなども参考にしたりしながら子供の学習活動を見取ることができた。
・活動したことを自分の思いを生かしながら発表させるための支援はどうあればよいか。
・発表したことを、その後の生活や学習活動にどのようにつなげていくかなど、学びの継続をどう図っていくか。
・一人一人の個人差に応じた支援はどうあればよいか。
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