(2) 2月の実践発表

Aブロック
総合的な学習の時間
「夢未来〜ん!こんなにいいぞ
太白は」

仙台市立太白小学校
  5年担当 三浦ひろえ教諭
Bブロック
総合的な学習の時間
「与兵衛沼 探検隊」

仙台市立枡江小学校
4年担当 荒井千恵子教諭
Cブロック
生活科
「あしたへジャンプ」

仙台市立七郷小学校
2年担当 近藤由美教諭
成果 ・地域を学習の素材としたことで、また、多くの地域の人と触れ合ったことで自分から地域にかかわろうとする姿勢が育ってきた。
・起業教育を取り入れ、自分たちの思いを込めた商品を開発したことで、相手へ伝えるということや、地域に働きかけるという意識を持たせることができた。
・子供たちの身近にある場所を地域素材として教材化し、自動の興味関心を大切にしながら単元構成を工夫していた。
・単元の導入では、中学年の導入期、入門期としての位置づけがしっかりなされている。
・課題設定の仕方が明確で、子供の思いが十分に生かされていた。
・家庭→学校→地域と学んだ後に、その中で成長している自分自身の理解という単元構成により、より多様な視点からの気づきが生まれた。
・家庭と連携を図りながらの指導により、学びが学校と家庭がつながり、活動意欲の高まりが見られた。
課題 ・地域学習の中に起業教育を取り入れる試みを通して、子供たちの思いを「作品」から「商品」へ意識を変える難しさがあった。地域を知る活動から商品開発の活動へ、いかにつなげていくか。 ・子供の課題解決を図るための効果的な支援体制をどう整備していくか。
・学年部で学習したことを次年度にどのように発展させていくのか。
・1年生からの単元の系統性をしっかりもち、活動のねらいを明確にする。
・他教科、領域と関連させて扱う場合は、それぞれのねらいと評価を明確にする必要がある。

  (3) 研究全体のまとめ

  本年度は、「自分なりの思いや願いをもち、意欲的に学ぶ子供の育成」をめざして、A、B、Cの3つのブロックに分かれて、「授業」と「支援」の在り方の工夫・改善の2つの視点を中心にして授業実践に取り組んできた。その際、研究の切り口として5つの窓口(学習材の開発、活動計画、学習環境の整備、評価、教師の支援)を設定することとした。