成果

○ 地域素材を有効に活用することで、自分たちの住む地域のよさをより実感することができた。

 11月の授業研究において、Cブロック(六郷小)の授業では「六郷のひみつ」を調べる活動をとおして、自分たちの住む地域には「こんなところがあったんだ。」などと再発見するきっかけになり、生き生きと活動することができた。また、2月に行われた実践発表では、Aブロック(太白小)、Bブロック(枡江小)において、地域の学習の中心に位置づけ、多様な人々とのかかわりをもちながら総合的な学習が展開され、それぞれの学校の特色ある教育活動の一つになっている。

○ 子供の興味関心を大切にし、より子供の実態に即した活動計画を立てて実践していた。

 自分なりの思いや願いを持つ子供は、「活動して楽しかった。」とか「こんなことができるようになってみたい。」という思いをもつと考えられる。そこで大切にしたいことは、より子供の実態に即した活動計画を立てるということである。しかも繰り返し活動できる時間的な保障をすることで、活動への意欲も増してきて、子供の地域への理解が深まり、より身近に感じられることがCブロックの「6GO たんけんたい」の活動において見られた。
 また、子供の実態をふまえて、家族とのかかわりに目を向けさせる活動を展開した2月のCブロック(七郷小)の実践では、性教育とからめた活動計画を提案し、新たな切り口として興味深い活動であった。

○ 活動しやすい環境構成を工夫し、豊かな活動ができた。

 11月の授業研究において、Bブロック(実沢小)の授業では地区内の幼稚園児を招待しての交流活動が体育館いっぱいに展開され、子供たちは教師の支援を受けながらのびのびと活動していた。子供の興味関心を高め、活動したくなるような空間的な広がりや場の雰囲気作りは子供の活動を支える大きな要因の一つと考え、大切にしたいものである。

○ 評価計画を明確にし、指導と評価の一体化が図られていた。

 1月の授業研究では、どのブロックの授業においても評価規準を設定し、子供日尾理非取りを見取り評価することで子供の思いや願いを実現しようとする指導者の熱い思いが感じられる実践であった。そして、評価は子供の活動を支える大きな支援であることを再認識することができた。

成果

・教師による支援は、子供の活動を支える大きな要素であり、単元全体をとおして個に応じた支援計画と評価計画を充実させていきたい。
・1つの単元の展開だけを考えるのではなく、1年間を見通した活動計画の中で位置づけを考えデザイン化していく必要があるのではないか。