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項目 |
分析結果
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環境 |
期間 |
種蒔きから収穫までが80日〜120日であり,学期内の栽培実習が可能である。 |
時期 |
生育適温が15℃〜20℃であり,春先は日当たりのよい窓辺など暖かい場所で栽培する必要があるが,1学期,2学期ともに栽培は可能である。 |
経費 |
種子は一袋(3_g)で200円程度である。 |
場所 |
室内外を問わず数時間程度の日射があれば十分生育する。 |
材料の入手 |
店頭で売られている種の品種数は少ないが,園芸店などで購入できる。また,株分けなどでもよく育つ。 |
養液栽培の可否 |
多湿を好むため,養液栽培に大変適している。養液栽培による生理障害や異常などは確認されない。 |
難易度 |
非常に簡単に栽培できるが,特に定植時期には乾燥しないように十分注意する。 |
内容 |
播種・育苗・定植 |
基本的な播種法(すじ蒔き,点蒔き)が学習できる。株分けによる定植でも良好に生育する。 |
生育過程 |
発芽や根や葉の生長,開花などを観察することができる。 |
生育と環境 |
光の条件を変えての対照実験では,明瞭な結果が得られる。
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生育と肥料 |
生育段階における施肥量の調整は必要ないため,学習の深まりは期待できない。 |
病害虫の防除 |
害虫はアブラムシやハダニが発生しやすい。病気は特に心配はない。このため,日常の観察と,害虫を発見した際の捕殺等が主な学習内容となる。 |
管理作業
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培養液管理以外に特に必要ないが,収穫は適宜行い,株が弱らないようにすることが必要である。 |
実験的な扱い |
生育速度が速く,1学期,2学期いずれでも栽培できる。特に,光や肥料と生育との関連を追求するには対照実験が有効であり,室内外とわず,明瞭な結果が得られると思われる。しかし,実験栽培中や実験栽培後栽培条件を整えても,生育停止による枯死も心配され,作物を大切にするという観点ではやや問題が残る。 |
創意工夫 |
容器を工夫し,他のハーブ類と併せて,ミニガーデニングなども作ることが可能である。露地のスペースがなくても,日当たりのよい室内の窓際などで手軽に栽培できる作物である。学習体験をもとに,家庭での栽培が十分に可能である。また長期間保存でき,ミントティーとして利用できる(生のままでも利用できる)。 |