冬休み明け朝会 「レンガを積む職人の話」

令和2年の学校が始まりました。昨日までと違って,校舎の周りはすっかり雪景色に変わっております。10人の子供たちは,とても元気にそして笑顔で登校し,いつもと同じように全員がハイタッチを交わしながら校舎に入っていきました。私にとっては,ほっとする幸せなひとときです。

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さて,冬休み明けの朝会では,ビジネスマンの訓話にも活用される「3人のレンガを積む職人の話」をしました。もともとはイソップ童話です。
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旅人が,ある町はずれを歩いていると,3人のレンガを積む職人と出会いました。旅人は,3人の職人に同じ質問をしたというお話です。質問は,
「ここでいったい何をしているのですか?」
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3人はこう答えます。
一人目の職人
「見ればわかるだろう。レンガ積みをしているのさ。親方に言われて一日中レンガ積みだ。まったくついていない」

二人目の職人
「ここで大きな壁を作っているんだよ。これがオレの仕事でね。この仕事があるから家族が食べていけるんだよ」

3人目の職人
「歴史に残る偉大な大聖堂をつくっているんだよ。多くの人がここで祝福を受けるんだよ。なんてすばらしいことだろう」
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同じようにレンガを積む3人の職人。
しかし,思っていること,感じていることが全く違います。
子供たちが毎日取り組んでいる学習,例えば漢字や計算練習,くらっこマラソンなども,同じことの繰り返しです。まさにレンガを積むことと同じですね。
心の中で,目的意識をもっているかどうかで,いつの間にか大きな差がついてしまいます。

最後に,実は,この「3人のレンガ職人」の話には,続きがあります。

「10年後の,この3人はどうなったか?」

1人目は相変わらず文句を言いながらレンガを積んでいました。
2人目は、賃金は高いけど危険の伴う屋根の上で仕事をしていました。
そして3人目は、現場監督として多くの職人を育て、出来上がった大聖堂には彼の名前がつけられたそうです。
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おしまい。
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