研究テーマ

 テーマ
子供たちの情報活用術
 
 サブテーマ
シンキングツールを活用した情報整理

 

ねらい

 子供たちの情報活用の実践力向上に向けた指導の在り方を探ります。

活動内容

 情報教育の三つの目標 「情報活用の実践力」「情報の科学的理解」「情報社会に参画する態度」のうち,「情報活用の実践力」に焦点を当てて,研究を進めています。
 昨年度の研究において,「情報の活用術」として示した「情報の収集」,「整理・分類」,「考えの発信」のサイクルの学習活動に,シンキングツールを活用して,児童の情報活用能力の育成を目指します。

テーマについて

情報活用術とは?
 
 昨年度の本部会で提案された,「情報の収集」「整理・分類」「考えの発信」のサイクルで行われる学習活動のことです。

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シンキングツールとは?
 
 欧米で思考力育成の方法のひとつとして活用されている教育メディアで,子供たちの思考パターンをサポートする図形などのツールのことです。
 関西大学 黒上晴夫 教授が中心となり,活用を呼びかけています。
 → シンキングツールのページ
 


情報整理とは?
 
 「情報教育」は,子どもたちが生涯を通して社会のさまざまな変化に主体的に対応できるための「
情報活用能力」の育成を目的とする教育のことです。その目標は,「情報活用の実践力」「情報の科学的理解」「情報社会に参画する態度」という3観点に整理され,以下の8要素に分類されています。
 
情報活用の実践力
 ・ 課題や目的に応じた情報手段の適切な活用
 ・ 必要な情報の主体的な収集・判断・表現・処理・創造
 ・ 受け手の状況などを踏まえた発信・伝達
 
情報の科学的理解
 ・ 情報活用の基礎となる情報手段の特性の理解
 ・ 情報を適切に扱ったり,自らの情報活用を評価・改善するための基礎的な理論や方法の理解
 
情報社会に参画する態度
 ・ 社会生活の中で情報や情報技術が果たしている役割や及ぼしている影響の理解
 ・ 情報モラルの必要性や情報に対する責任
 ・ 望ましい情報社会の創造に参画しようとする態度
 
 → 詳しくは 「教育の情報化に関する手引 第4章」 (文部科学省) を参照してください。
 
 「情報整理」とは「情報活用術」の「整理・分類」に当たり,「情報活用の実践力」の二つ目の要素にかかわるものです。