6年生 理科特別授業「人々の生活と植物」

 理科の特別授業がありました。「人々の生活と植物」についてのお話を聞きました。先日訪れた深沼海水浴場のそばに残っていた松の木。あの松の木は,なんのためにあるのか・・・という話から始まりました。津波を防ぐため?正解です。台風による被害を防ぐため?これも正解です。しかし,一番の目的は,農作物を潮風から守るためだそうです。潮風をたくさん浴びると,農作物が漬物になってしまうと言っていました。そして,なぜ,スギでもなく,ヒノキでもなく,松(クロマツ)なのかというと,松の木は潮の被害を受けにくいからだそうです。また,クロマツは高さが40mにまで成長するので,他の木よりも適しているということです。植物は,農業に役立っているのです。
 次に,人工的に作られたプラスチックの葉と,アジサイの葉(本物)の温度を比較しました。すると,アジサイの葉はひんやりと冷たいのです。これは,植物の蒸散というはたらきによる効果です。植物は,根から吸収した水を,主に葉から蒸散しています。そして,光合成によって酸素をつくり出しています。植物は,地球温暖化の原因と言われている二酸化炭素を吸収し,酸素をつくり出しています。
 今回,講師としてお招きした田中秀穂さんは,人々の生活に役立つ植物を植える仕事をしているそうです。授業の最後に,人の役に立つ立派な人間になってくださいと話していただきました。




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