命の尊さ 〜2月のお話朝会〜

 今朝は2つのお話をしました。
 1つは「命の尊さ」について。もう1つは「記録することの大切さと文集『ふたば』」についてです。
 今日のブログでは,1つ目の内容をお知らせします。

 すでに報道されておりますように,2月3日(水)の早朝,仙台市立中学校の2年生男子生徒が自宅で自死を図り,病院に搬送された後に亡くなりました。

 このことを知ったとき,大変驚き,悲しい気持ちでいっぱいになりました。

 「自分で自分の命を終わらせてはいけない」
 これは,夏休み明け朝会でも話したことですが,今朝も繰り返して話しました。

DSCN7084.jpg 「子どもは,親にとって,何よりも大切な宝物である」ということを,私は教えられて育ちました。そして,自分が親になって,その言葉の意味を理解しました。
 それ以来,受け持った子どもたちにもこの言葉の意味を話してきました。
 
 子どもたちは,「自分が宝物だ」と聞くと,たいてい実感がわかないような表情をします。しかし,新しい命が宿った喜び,誕生するまでの期待と苦労,誕生の喜び,子育ての苦労と喜び…,など,具体的な話をするうちに少しずつ,自分が何よりも大切にされていることに気付きます。

 今日は,朝会の後半に,本郷教頭先生から,お子さんが誕生した時のお話をしていただきました。

DSCN7101.jpg お話の内容は,ぜひ,お子さんからおききください。


DSCN7100.jpg 子どもたちは真剣にお話をきいていました。
 

DSCN7102.jpg 目を潤ませている職員もたくさんいました。

 ご家族からの具体的な話をきくと,子どもたちは「自分が何よりも大切にされていること」を実感します。
 ぜひ,お子さんが誕生した時の大きな喜びなど,その時々の「親としての子を思う気持ち」を話していただけないでしょうか。そのことが「自分の命を大切にする気持ち」を育てると考えています。
校長室から | - | -