夏休みが明けて,あっという間にひと月が経とうとしています。
セミの声はいつしか消え
その代わりに
秋の虫の静かに鳴く声が,聞こえるようになりました。

緊急事態宣言,その後のまん延防止重点措置と
コロナウイルスが,私たちの生活に及ぼす影響の大きさは
当分変わりそうにはありません。

先日,1年生の担任からこんな話を聞きました。
クラスのみんなで「金太郎」の話を見ていたときのこと。
物語のラストで,金太郎が都へと旅立つ場面です。

おじいさんやおばあさん,動物たちへ別れを告げる金太郎に対し
ある子が「えっ,コロナなのに?」とつぶやいたそうです。

「遠くへ行ってもいいの?」という「?」が浮かんだのでしょう。

今月末に,一泊二日で行うはずだった5年生の野外活動。
登山,野外炊飯,きもだめしなどの活動があり
子どもたちの大好きな行事です。
特に,友達と一緒に泊まることには,大きな魅力があります。

それは重々承知しているのですが,今回は日帰りの活動としました。
がっかりした子は,たくさんいます。
しかし,ホッとした子も,少なからずいたそうです。

「コロナウイルスのことを考えると,泊まるのが不安・・・」
これが最大の理由です。

本来なら,物語や野外活動を無邪気に楽しめる子どもたち。
その子どもたちに
ここまで思わせてしまうコロナウイルス。
本当に憎いです。

でも,憎んでいても何も変わりません。
私たちがすべきことは
日常の学校生活で出来ることは何なのかを考え
子どもたちに示していくこと。
これからも,先生たちと一緒に頑張っていきます。

今夜は,中秋の名月ですね。
8年ぶりの満月だとか。
いろいろなことがあり,いろいろな思いもありますが
月はいつも変わらず,私たちを優しく照らしてくれています。

私も,夜空を見上げてみようと思います。

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