見つめる目

先月28日の授業です。
白はと学級の子どもたちが,収穫したサツマイモを
スケッチしていました。

目の前にあるサツマイモを見ながら描く。
これ,普通ですよね。
しかし,机の上には,確かにサツマイモもあるのですが
子どもたちの視線は
クロームブックの画像に向けられています。

担任の晶子先生と美峰子先生によれば
子どもたちにとって,立体を平面に描くことは
かなり難しいのだそうです。
だから,写真に撮ってそれを見せていると。

スケッチが苦手な私も,その難しさは実感できます。
実物を見て,画用紙を見る。
この繰り返しは,どうしても見る角度が微妙にずれてしまう。
なので,画像にしてしまえば
これが一気に解消してしまうというわけです。

そしてもう一つ。
クロームブックは,画像を簡単に拡大できます。
ですから,自分がより詳しく見たい部分を
必要に応じて大きく出来るので
見過ごしてしまうような凹凸までも
子どもたちは,描くことができるのだそうです。

まさに,そのとおり!
子どもたちの描くサツマイモの輪郭は
ありきたりの曲線などではありません。
鉛筆は,カタツムリが進むようなゆっくりとした速さで進み
微妙な形の変化を,見事に表現できていました。

私が側にいて,写真を撮っていても全く意に介さない子どもたち。
その集中力の高さからも
この活動にのめり込んでいることが,はっきりします。

ねらいを明確にした上で
クロームブックの利便性をうまく活用した見事な授業でした。

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