手紙

今日2月14日は,バレンタインデーですね。

お昼の校内放送では
その歴史についての説明がありました。

校長室に遊びに来た子たちからも
「誰にチョコ渡す?」から始まり
「好きな人いるの?」といった会話が耳に入ってきて
まさに,バレンタインデーです。

日本と海外では,バレンタインデーの過ごし方に
違いがあるようですし
ここ日本においても,昔と今を比較すれば
様子が変わってきているようですね。

ふと,思いました。
今の子たちは,ラブレターを書くのかな?と。
そもそも,手紙を書くという習慣は
どれほど残っているのでしょう。

高校生ともなれば,みんな携帯を持っているでしょうから
わざわざ時間と手間がかかる手紙なんて
敬遠されているのかもしれませんね。

でも,時間や手間がかかるからこそ
いいんだよなあ・・・と,私などは思うわけです。

一文字一文字,心を込めて文字をしたため
早く返事が来ないかなあと,どきどきしながら待つ。

書いている時は,自分が主体ですが
ポストに投函した瞬間から,主体は相手に移ります。

すぐに返信が来ないかもしれない。
自分が望む返事は,返ってこないかもしれない。
でも,待つしか・・・。

こうして「我慢する」ことや「待つ」ことなどを
かつて私たちは
手紙のやり取りから学んでいたのかもしれません。

目的地に一気に到着する旅行もいいのですが
各駅停車の旅にも味がありますよね。

同じように,すぐには自分の思いどおりにならないけれど
その間に感じるたり考えたりすることって
決して無駄ではないと思うのです。

いや,むしろデジタル化が進む現代だからこそ
必要なのもしれません。

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