深い深い愛と深い深い悲しみと 〜故郷復興プロジェクト〜

 平成23年3月11日(金)に起きた「東日本大震災」から,今日で5年が過ぎました。
 大倉小学校では今朝,故郷復興プロジェクトの一環として全校集会を持ちました。

DSCN7508.jpg 朝の挨拶
 大倉小では,挨拶の前に,代表が短く話してから挨拶をします。今朝も代表の6年生が大震災から5年が過ぎたことなどをしっかりと話して挨拶をしました。


DSCN7510.jpg 私からは,震災が起きてから5年が経過する今も,まだ2千数百人の方々が行方不明のままになっていることを話しました。
 今日の朝刊によると,昨日現在で,亡くなった方が15,894人,行方不明の方が2,561人とのことです。


DSCN7512.jpg 津波で多くの子どもたちと先生方が亡くなった小学校があります。その学校に通っていた子どもを亡くしたお母さん方の言葉を中心にかかれた絵本を紹介しました。
 震災の後,一人のお母さんが,「丘の上の花壇にひまわりを植えようよ」と言います。
 お母さん方は,ひまわりの世話をしながら,子どもたちのことを話します。

DSCN7515.jpg あとがきにもあるように,お母さん方の話は,子どもへの深い深い愛にあふれています。そして,そのぶん,深い深い悲しみに満ちていました。
 このお母さん方の気持ちが,静かに聞いている大倉小の子どもたちの胸にしみ込んでいったように感じました。
 今も悲しんでいるたくさんの方々がいるのですね。


DSCN7517.jpg 続けて,復興ソング「希望の道」を歌いました。
 あの日の星の輝き,あの日の雪の冷たさ…,次々に思い出されます。


DSCN7520.jpg 最後に,全員で黙祷をして集会が終わりました。
校長室から | - | -