一つのことをやり遂げる大切さ 〜12月のお話朝会〜

 今日は,12月のお話朝会を行いました。
 学習発表会が終わり,保護者の皆様からいただいたたくさんの感想を基に話しました。一部分を紹介します。

DSCN6575.jpg (感想)発表会の後,子どもに「劇をやってみて,一番学んだことは何?」と聞いてみました。そのときの会話です。
「本気でやればやるほど面白いと言うことが分かった。」(中略)
練習や本番をとおして,厳しい中に一生懸命する楽しさや達成感を学べたのではないかと思います。子どもたちがこれから生きていく上で,とても大切なことを経験させていただけたと思います。

(感想)本番が終わってから感想をきいたら,「こんなに真剣に人に何かを見せたことはなかった。先生たちも皆真剣だった。楽しかった。」と言っていました。皆と一緒に本気で物事に取り組み,その楽しさを実感できるという体験ができたことは,子どもたちにとって本当に貴重な,大きな財産になったのではないかと思います。

 「本気でやればやるほど面白い」。すごいことに気付きましたね。
 「皆,真剣だった。楽しかった。」そのとおりだと思います。
 感想にもあるように,子どもたちは「生きていく上でとても大切なこと」を,この発表会をとおして学びました。
 何かをしていると,途中で難しいことや大変なことに出遭います。それであきらめたら,それまでの苦労も水の泡になってしまいます。


DSCN6578.jpg 私の場合,そのような体験をしたのは中学校の部活動でした。吹奏楽部に入り,毎日練習しました。 
 目標は東北で1位になること。(当時の中編成は東北大会が最上位の大会でした。)それを目標に3年間練習を続けました。しかし,1位になることはできませんでした。くやしかったけれど,本気で真剣に練習を重ねたことが私の貴重な財産になりました。そして,それが「学校の先生になって,子どもたちに音楽を教える」という人生につながっています。


DSCN6585.jpg 子どもたちは,しっかりと話を聞いていました。


DSCN6593.jpg 学習発表会をやり遂げたように,子どもたちには,これからも途中であきらめることなく,一つ一つのことをやりとげて成長し続けてほしいと思っています。
校長室から | - | -