冬休み明け朝会

新年明けましておめでとうございます。厳しい冷え込みに見舞われた登校初日でしたが,16名の子供たちは,元気に登校してきました。今年度学校へ来る日は,今日を入れて50日ほどになります。この短い間に今の学年でしておくべきことをしっかりやり遂げてほしいと願います。
さて,今朝の冬休み明け朝会では,「お正月」にまつわるお話をしました。
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「あけましておめでとう」という挨拶は,長寿ではなかった時代に,年明けを無事に迎えられたことを祝う言葉であり,またお米・稲が豊かに実ることをお祈りする神様である「歳神様」を迎える際の祝福の言葉だったようです。
正月に門松やしめ飾り,鏡餅を飾ったりするのは,すべて歳神様を心から歓迎するための準備であったことも伝えました。
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また,子供たちが楽しみしている「お年玉」は,もとは歳神様に供えて魂が宿った餅「年玉」を家の年長者が家族に配ったのが始まりだったようです。時代の変化とともに,餅の代わりに現金を贈ることが多くなり,今のお年玉のようになりました。
小さい頃,自分はお年玉をいただくとすぐに親に預けてしまいましたが,その後はさてどうなったのでしょうか?未だに謎です。
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「七草がゆ」も取り上げました。1月7日に7種類の野草が入った「七草粥」を食べると,その一年は病気をしないという言い伝えもあり,また,おせち料理や雑煮などを食べて弱った胃腸を休めるのに最適な一食だと言われています。私も昨日大倉ふるさとセンターでいただきました。ご馳走様です。
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中学生の頃は,お粥だけでは空腹感に耐え切れずに,夜中にカップ麺をそっと食べていたことを思い出しますが,それと同じような4コマ漫画もあり,プッと笑ってしまいました。
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グローバル化の波とともに,日本古来の伝統的な習わしが消えていき,昭和生まれの私にとっては寂しい思いを抱いております。ここ大倉の地は,まだまだ日本の良き伝統が残っている地域であり,16名の子供たちにはぜひ次の世代にも伝えていってほしいと願います。

最後に,「一年の計は元旦にあり」という諺をもとに,目標を持つことの大切さについてお話しました。紹介したのは,二刀流で大活躍した大谷翔平選手が,高校1年生のときに作ったメモです。
「高校3年生のドラフトで8球団から1位指名」という目標を掲げ,それを達成するための細かな行動目標を立てたようです。
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目標を立てたら,それをいつでも見えるところに貼っておき,時々振り返る(リフレクション)ことが大事です。目標も持たずにぼーっと生きていると,ちこちゃんから叱られますから…。
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平成の時代はあと4か月。5月には新時代へと変わります。今年一年が子供たちにとって幸せな一年になることを願うばかりです。
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