本日,加茂小学区社会学級の,閉講式を兼ねた今年度最後の講座が開催されました。
講師は,僭越ながら校長が務めました。
講座の内容は「『連句』を楽しんでみましょう」です。コロナ禍の影響か,最近オンラインでの連句がブームになっているような話も聞いています。
今日は,10名の学級生の方が参加され,3つのグループに分かれて連句づくりを楽しみました。
発句は,著名人の俳句を選び,そこから短句(七七)と長句(五七五)を交互につなげていきました。
作品を一部紹介いたします。
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菫ほどな 小さき人に 生まれたし <夏目漱石>
無事男の子 4キロごえの <М子さん>
クリスマスローズ 雪の中で 咲きはじめる <〇さん>
忘れないで ささやきかける <Yさん>
なつかしい 顔ぶれそろい 思い出す <Kさん>
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眼にあてて 海が透くなり 桜貝 <松本たかし>
さくら花 遠くに白く ざおう山 <Nさん>
朝日にすける 新緑の香 <Yさん>
サイクリング ふたりで走る 青い道 <Tさん>
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山路来て 何やらゆかし すみれ草 <松尾芭蕉>
みどりの中の 陽のあたたかさ <Hさん>
あざやかな 若芽ふく色 心かろやか <Sさん>
スニーカーかける かんじょうせんを <Мさん>
つなぐ手に わらべの歌声 新学期 <Hさん>
豊かな光 この子ら みちびく <M&Sさん>
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詠んだ方のお人柄が感じられますし,「宮城県(加茂地区)にお住まいかな?」と想像できたり,子供たちのことを思ってくださっていることが感じられたり…と,どれもすてきな連句になりました。
先日の2月17日,保護者の皆様には「tetoru」のテストメールで「社会学級生募集のお知らせ」を送信いたしました。
社会学級の活動に興味を持たれた方は,学校までお問い合わせください。