贈り物

「私ね,7月に手紙書いたんだ。サンタさんに」
「今日だよね,サンタさん来るの」
と,(これ以上の楽しみはない!)というような表情で
私に話しかけてきた,1年生の女の子たち。

それをきっかけに,5人で盛り上がっています。
ですから「いいなあ,校長先生もプレゼントほしいなあ」
という私の声は,誰にも届かず・・・・(笑)。

今日の朝会は
大好きな『賢者の贈り物』(オー・ヘンリー作)を話しました。

愛するジムへ,懐中時計の鎖をプレゼントするために
自分が最も大切にしている栗色の美しい髪を売ったデラ。

まるで男の子のようになってしまったデラを見て
ジムは立ちすくみます。
怒りでもなく悲しみでもない,不思議な表情をしたまま。

そしてジムから手渡された物。
それは,デラが以前からほしがっていた美しい櫛でした。
でも,その櫛を使える長い髪は,もうありません。

デラは,涙で濡れた目を上げ,微笑んでこう言うことができました。
「私の髪はね,とっても早く伸びるのよ,ジム!」

そして慌てて,ジムにプレゼントを手渡します。
懐中時計にぴったりの鎖を受け取ったジムは,デラを見つめ

「ねえデラ。僕たちのクリスマスプレゼントは
 しばらくの間,どこかにしまっておくことにしようよ。
 今すぐ使うには上等すぎるよ。
 僕は,櫛を買うお金を作るために,時計を売っちゃったのさ。
 さあ,スープに火をかけておくれ」

物悲しくも,心あたたまるエンディングです。

私は子どもたちに,こう問いかけました。

「ジムとデラは,食事をしながら,どんな会話をしたのかな。
 そして,この物語はなぜ『賢者の贈り物』なのでしょうね」と。

今夜は,クリスマスイブですね。
ホワイトクリスマスとはなりませんでしたが
皆様にとって,素敵なひと時となりますように。

メリークリスマス!

伝えたい!

「われら白はと福祉探検隊 発表会」

先週の金曜日,4年生の子どもたちが行った
総合的な学習の時間での一コマです。

互いに見合い,聞き合うという流れで
4クラス合同で,発表会が行われました。

「私ね,これ書くのに,凄い時間かかったの。
 大変だったんだよ」
と,こっそり私に教えてくれた女の子。

でも,「大変だった」という言葉とは裏腹に
彼女の表情は,どこか誇らしげでもありました。

きっと,どの子も頑張ったのでしょう。

画用紙に書かれた文字やイラストからも,それが分かりました。

「これを伝えたい!」
「ここを聞いてほしい!」
この気持ちが,このような発表の場では大事です。
子どもたちの話し方や表情からは
その気持ちが,十分に伝わってきました。

単に調べたことを羅列するのではなく
表にまとめたり,クイズ形式にしたりと
たくさんの工夫もしていました。

充実した2時間は,あっという間に過ぎていきます。

すばらしい発表会でしたよ。
4年生のみんな,お疲れ様!

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外遊び

業間時間の「白はとスポーツタイム」。

今日は,図書室は閉館です。
体調のすぐれない子などを除き,全員が「外で遊ぼう!」
という時間だからです。

短縄,長縄,ドッチボールなど
子どもたちはそれぞれが,思い思いに遊んでいました。

「う〜,手が冷たい・・・・」
とか
「なんか寒いよなあ・・・・」
なんて思いながら,カメラを向ける私に向かって
「校長先生,見て見て!後ろ回し1回できたあ!」
と,嬉しそうに報告する1年生の男の子。

長縄をしている5年生も,ドッチボールをしている4年生も
もちろん他の学年の子どもたちも
みんな元気に遊んでいました。

寒い・・・とか,冷たい・・・とか
いろいろ言い訳をして,動きが鈍るのはやっぱり大人。
(と言うか,私のことです)

体調がすぐれない子は,決して無理をしてはだめですが
そうでなければ,今日のように
「外で遊ぼう!」という企画は,とってもいいですね。

休み時間が終わり,校長室へ入った瞬間
「うっ,暑い」と感じ
ストーブの設定温度を下げました!

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遊びの天才

先週の火曜日,10日に行われた「昔遊びの会」の様子です。

あやとり,おはじき,けん玉,コマ回し,羽根つき,竹とんぼ
紙飛行機飛ばし,紙鉄砲と,普段とは違った遊びの数々。

笑顔がいっぱいあふれていました。
1年生の子どもたちにも,お世話いただいた同窓会の皆様や
学習サポーターの皆様にも。

いいですねえ,大好きな瞬間です。
こうした光景は,毎年見られます。
おそらくどの学校でも,見られることでしょう。

そして,10年後も20年後も
きっと子どもたちの夢中な姿は,変わらないと思います。

子どもは,いつだって,いつの時代だって遊びの天才。
最新のゲーム機がなくたって,子どもたちは遊べるのです。

昔からの遊びを,子どもたちへ伝えていくのは
私たち大人の役目だと思います。

この年末・年始は,その絶好の機会かもしれません。

家族みんなで
かるたや福笑い,すごろくなどをしてみるのも
ステキですよね!

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知的好奇心

9月の3年生に続き,昨日は6年生の学年Pで
阿部 清人 氏によるサイエンスショーが行われました。

空気や水などの不思議を,実験を通して体感できる
阿部氏のサイエンスショーは
まさに知的好奇心をくすぐる時間です。

例えば,ブーメラン。
なぜ,投げたブーメランが自分の手元に戻ってくるのか?
「これを説明せよ」と問われれば,おそらくほとんどの人は
ネットを検索することでしょう。

すると書いてあります。
「ジャイロ効果」「流体力学」「揚力」などなど。
中には,分かりやすく図で示されたり
動画としてアップされたりしているものもあります。

テスト勉強として,ここで得た知識を丸暗記し
見事100点を取った・・・。

となったとしても,おそらく1年後には忘れますよね。
テストのための暗記なら,それは単なる知識ですから。

でも,原理がどうのこうのという座学の前に
ブーメランで思い切り遊んでみたら!
しかも,簡単に作成できる「3枚羽のブーメラン」を
自分で作り,試行錯誤という遊びを飽きるまでしてみたら!

えっ,なぜ? どうして?
あっ! もしかしたら!

こんなふうに「?」や「!」が頭に浮かんだとしたら
間違いなくその瞬間,子どもの心に火がつきます。
すると黙っていても「調べてみよう」となるのです。

私は,これが学びだと思っています。

自分の中で,明らかにしたくて仕方がない出来事を
解決するための知識には,意味があります。
テストやクイズに答えるためだけの
単なる丸暗記とは,全く違います。

理科(科学)の専売特許ではありません。
国語だって,算数だって,体育だって・・・・
「?」と「!」が子どもの頭に浮かぶように
そして,心に火をつけるようにしてあげたい。
こう思います。

授業を通して,学校生活を通して
そして,毎日の生活の中で出会う様々な経験を通して。

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負ける練習

先月30日に行った学芸会で,私は以下のような挨拶をしました。

一人一人の思いを尊重する。
子どもの希望を最優先に叶える。
それが意欲に繋がるのだ。
このような考え方は,決して間違ってはいません。

しかし,自分の思いが通らないこともある。
希望どおりにはいかないこともある。
こういう経験をさせるのも,大切なことではないでしょうか。
これがまさに,学芸会の価値の一つであると私は思います。

『人間だもの』で有名な相田みつを氏は
これを「負ける練習」と言いました。

自分一人だけが,負けたのならショックは大きいと思います。
しかし,学芸会では
周りの何人もの友達も負けているのを,子どもたちは目撃します。

同じ経験をしているのに,何で平気なんだ?
それどころか,目標を変えて,次頑張るって言ってる。
「悔しいけど,一緒にがんばろう」と言ってくれた。
嬉しいなあ。ありがとう。

ごくごく自然な形で,子どもたちは
このような経験ができるのも,学芸会の良さです。
子ども同士で,学んでいくのです。(ココマデ)

オーディションについて,触れた部分です。

社会に出れば,自分の思いとは裏腹に
本意ではないことでも,折り合いをつけ生きていく。
こんなことは,当たり前ですよね。

社会に出て突然こんな目に会ったら,辛すぎます。
だからこそ,学校ではあえて
「負ける練習」をさせる必要があると思っています。

そして,私たち大人は
負けてしまって下を向いている子を
ほったらかしにするのではなく,前を向けるように
また一歩,いや半歩でも歩み始められるように
そっと背中を押してあげること。

その上で,見守ってあげることではないでしょうか。

声に出して

95名の子どもたちが参加した,今年最後のあいさつ運動。
児童会が主催して,毎月11日に行っています。

正門から昇降口へ向かう通路に
これだけたくさんの子どもたちが並んで
「おはようございま〜す!」
と声を出しているのですから,かなりの迫力。

一瞬「うっ」とびっくりする子も確かにいますが
私は,いい光景だなあと思っています。

「○○運動」「○○週間」などに対して
そのときだけだから・・・といった
懐疑的な意見があるのは知っています。

特に,挨拶に関しては
自発的に,日常的に行うべき事であって
イベントのようなものであってはならない。
という意見を,耳にしたこともあります。

確かにそのとおりですが
たとえ「そのときだけ」でも
「おはようございます」と声をかけ合う経験は
決して無駄なことでないと思うのです。

挨拶をするのは気持ちがいいぞ!
挨拶されると嬉しいな!

こんなことを一人でも思ってくれたとしたら
私は,それだけで,十分な価値があると思っています。

おはよう,さようなら,ありがとう,ごめんなさい・・・・。

これらの言葉は
間違いなく,人と人をつなぐ潤滑油です。

文字ではなく,声に出すことで
さらに,その素晴らしさが増すことでしょう。

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